Netflix、『ザ・クラウン』などの成功で英国産ドラマの予算に1000億円以上を投入

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Netflixが、『ザ・クラウン』や『セックス・エデュケーション』をはじめとするドラマの世界的な成功を受け、英国産ドラマの予算に10億ドル(約1100億円)を投入すると発表した。米Varietyが報じている。

Netflixは、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大による影響で、ファンタジー・アクションドラマ『ウィッチャー』の撮影が2度も中断されるなど厳しい年になったにも関わらず、イギリスで50本以上の作品を製作するために、もとの予算の2倍となる1000億円以上を投入するという。

Netflixの広報担当者は予算の増加について、「イギリスはNetflixにとって非常に重要な市場であり、同国のクリエイティブな業界に対する投資の増加を誇りに思っています。『ザ・クラウン』や『セックス・エデュケーション』、『ウィッチャー』は、今年イギリスで撮影された番組であり、世界中で視聴されています。これらの番組は、この国に存在する才能の奥深さを証明しています。我々は、あらゆるジャンルにおける最高のコンテンツに投資し続け、今後も何年にもわたり、英国のプロダクションとクリエイティブな才能を支援することに全力で取り組んでいきます」と述べている。

Netflixの番組製作予算でイギリスはアメリカに続いて第2位、ヨーロッパ市場では最大となり、中心的な存在となっている。昨年、Netflixはイギリスで拠点となるシェパートン・スタジオを設立し、今後は同スタジオで新たな傑作が生まれることになりそうだ。

11月15日(日)よりシーズン4が配信開始された『ウィッチャー』は、現在シーズン2が撮影中だ。(海外ドラマNAVI)

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Netflixオリジナルシリーズ『ザ・クラウン』シーズン1〜4、『アフター・ライフ』シーズン1〜2、『ウィッチャー』シーズン1、『セックス・エデュケーション』シーズン1〜2は独占配信中。