県は24日、那須塩原市内で発見された死んだ野生のイノシシ1頭から豚熱ウイルスの感染が確認されたと発表しました。県内での豚熱の確認は初めてです。

県によりますと、豚熱ウイルスは今月20日に那須塩原市内の用水路で発見されたメスの野生のイノシシ1頭から確認されました。

発見地点から半径10キロ圏内の養豚場14カ所5万7千頭については22日までに異常はないということです。

県では発見地点から半径10キロ圏内で野生イノシシの感染状況の確認と経口ワクチンの散布を重点的に行うなど対応を進めていきます。

県内138カ所全ての養豚場への情報提供を進めているほか、死んだ野生のイノシシを発見した場合、近づいて触ったりしないよう呼びかけています。