全国のラーメンを食べ歩くラーメンミュージシャン、井手隊長です。ラーメンは日本の代表的な国民食。いまやラーメン専門店、中華料理店だけでなく、様々なお店で提供されている人気メニューだ。そんな中でも筆者が注目しているのは“回転寿司”チェーンのラーメンだ。

サイドメニューとしては椀物が中心だったが、ここ数年でラーメンを提供するお店が増え、現在ではラーメンがサイドメニューの売上の1、2を争っているところも少なくない。

その中でもひとつ頭が抜けているのが“はま寿司”である。はま寿司は日本人の“ダシ文化”を重視していて、醤油も数種類のダシ入り醤油を置くなど、他チェーンと差別化を図ってきた。そんな中でラーメンのメニュー開発を行い、全国の行列店の味をセントラルキッチンで再現するというとんでもないチャレンジを続けている。

というわけではま寿司のラーメンは定期的に食べるべし。現在提供されているのが「横浜家系ラーメン」だ。以前にも発売されていたが、今回の復活ではさらにパワーアップしている。価格は380円。

豚骨の厚みと軽い豚臭さ、醤油のシャープなキレなどよく研究されたスープは、塩と砂糖が多く含まれるお寿司のすし酢に味負けしない味を追求し、うま味やダシ感を強めにしてインパクトを出している。本家の家系を彷彿とさせる太め平打ちで短めの麺もなかなかなものだ。

毎度感じるが、しっかり味の研究をしてそれぞれのラーメンの良さを上手く表現している。ラーメン店顔負けの商品作りである。

はま寿司のこだわりはどこまでいくのか。これからも楽しみである。

(執筆者: 井手隊長)

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