「タバコ吸っていい?」に嘆く非喫煙者 本音は嫌でも「断ったらこっちが悪いみたい」
居酒屋や喫茶店で、喫煙者から「タバコを吸ってもいい?」と聞かれたことがある人はいるだろうか。
喫煙者は、非喫煙者が同席している時、こういって許可をとることがしばしばある。判断は相手に任せる、というわけだ。
しかしここで、嫌だと思った場合、みなさんは「NO」と言えるだろうか。
本当は「ダメ」と言いたいけれど、断れない――。そんな人はどうやら多い。2020年8月29日、女性向け掲示板「ガールズちゃんねる」には、「タバコ吸っていい?の返事」というトピックがたっていた。その内容は、以下の通りだ。
「私は吸わないのですが、吸う人にタバコ吸っていい?って聞かれるとイエスと答えるしかなくないですか?タバコ大嫌いなので本当は嫌です。皆さまはなんと答えますか?」
「その質問ずるいよね 断ったらこっちが悪いみたいな」
20年4月1日から改正健康増進法が施行され、屋内は原則禁煙に。多くの居酒屋などでは座席でタバコを吸うことは難しくなった。喫煙ブースの設置も進み分煙化が進んでいるという状況だ。
ところが喫煙者と非喫煙者の間のトラブルは絶えない。20年4月にJタウンネットが配信した記事「隣人のベランダ喫煙増えた? テレワークめぐる『タバコ問題』に悩む人々の主張」内では、タバコの臭いにストレスを感じる非喫煙者の声を取り上げている。
実際「全席喫煙」可能な飲食店は少なくない。JTの公式サイトには「既存店舗かつ客席面積100平方メートル以下かつ資本金5000万以下の店舗」などでは「経過措置として、全席喫煙やエリア分煙等を継続することもできます」とある。
飲みの席で、喫煙者が非喫煙者に許可を取る場面は容易に想像がつくだろう。
先のトピ主がたてたスレッドには「ごめん苦手なんだ」「気管が弱くて、、、って言う!」と断り方をアドバイスする声があがっている。たしかに、同席した喫煙者が友人といった親しい間柄であれば言えるだろう。しかし、親戚や会社の上司だったらどうだろうか。
「親戚のおっさんに聞かれたけど、断れない」
「その質問に断ってる人見たことないな。私も本音は嫌だけどいいよって言っちゃう」
「そう聞かれるといいよとしか言えなかったな。でも最近はほんとに吸う人が少なくなって、そういう場面がほんとになくなった」
「その質問ずるいよね 断ったらこっちが悪いみたいな」
喫煙者のみなさん(筆者も含め)は、「吸ってもいい?」と聞かれた非喫煙者の気持ちも考えてみるべきなのかもしれない。
「喫煙者に反省してほしいポイント」募集中!
Jタウンネットに、あなたが日常生活の中で感じている、タバコに関するモヤモヤした気持ちを聞かせていただきたい。もちろん、非喫煙者だけでなく、喫煙者からの意見も募集中だ。
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