昨シーズンにヘルタ・ベルリンにおいてトップチームデビューを果たしたばかりのラザール・サマルジッチなのだが、将来を大いに有望視される18才にとっては、これだけでは物足りないもののようだ。今は移籍について思いを巡らせているところであり、どうやらそこには欧州のビッグクラブからの視線が注がれている模様。

 サマルジッチは、まさにファンが理想として思い描くタイプの選手だ。ベルリンに生まれ、7才の時にヘルタ・ベルリンに加入し、それ以来一貫してユースチームにて育成。さらに世代別のドイツ代表選手にも選出されており。18才を迎えた昨シーズンではラバディア監督の下、トップチームデビューを含む3試合で出場を果たした。

 これまでAユースを主戦場とし、昨季には16試合で14得点をマークする活躍をみせた期待の新星に、早くも移籍の脅威が迫ってきている。サマルジッチ自身はより多くの出場機会を求めている一方で、ヘルタ・ベルリン側は18才の若武者に対してあくまで、プレッシャーをかけない形での育成方針を掲げており、両者が物別れに終わる可能性を秘めているのだ。

 さらにそんな中で身長184cm、トップ下を得意とする攻撃的MFには、イタリアの移籍市場の専門家ジャンルカ・ディ・マルツィーオ氏によれば、イタリアのユベントスが関心を示しているところであり、さらにスペインからもFCバルセロナが興味を抱いているとの報道もなされているところ。