レアル・マドリード戦にスタメン出場したMF久保建英【写真:Getty Images】

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データ分析会社「オプタ」が久保に注目、レアル戦で際立ったドリブル数と被ファウル数

 日本代表MF久保建英が所属するスペイン1部マジョルカは現地時間24日、リーガ・エスパニョーラ第31節のレアル・マドリード戦で0-2と敗れたなか、久保が残したデータに注目が集まっている。

 データ分析会社「オプタ」は、久保がレアル戦で更新した「自己最多記録」とともに、「両チーム最多タイ記録」を紹介した。

 7試合連続スタメンを飾った久保にとって、レンタル元となるレアルとの一戦は特別だ。昨夏にFC東京からレアルに完全移籍し、今季はマジョルカに1年間の期限付き移籍をしているなか、敵将ジネディーヌ・ジダンの前で存在感を示した。

 試合は前半19分にブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールに先制点を献上し、後半11分にはラモスに直接FK弾を叩き込まれて0-2と敗戦した一方、久保はゴールへの積極性を見せた。とりわけ後半17分には、ドイツ代表MFトニ・クロース、スペイン代表DFセルヒオ・ラモス、フランス代表DFフェルランド・メンディを翻弄する3人抜きドリブルを披露し、海外メディアから賛辞が送られている。

 データ分析会社「オプタ」の公式ツイッターは、久保がレアル戦でマークしたデータに着目。「久保建英はレアル・マドリード戦で、ラ・リーガの1試合では自身最多となる11回のドリブルを記録(成功:5回)」と伝えている。

 1試合の自己最多ドリブル数を更新した久保は、レアルにとっても脅威の的だったようだ。「この試合では両チーム最多タイとなる5回の被ファウルも記録。レアル・マドリードが個人に対して犯したファウルとしては今季2番目に多かった」と続けており、レアルの警戒ぶりが証明されている。

 マジョルカはレアルに敗れ、降格圏の18位と苦しい戦いを強いられているが、日々進化を遂げる久保の存在は次節に向けた希望と言えそうだ。(Football ZONE web編集部)