保有元のマドリー戦で先発フル出場を果たした久保。(C) Getty Images

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 現地時間6月24日に開催されたラ・リーガ第31節で、久保建英が所属する18位のマジョルカが前節に首位に躍り出たレアル・マドリーとのアウェーマッチに臨んだ。

 マドリーからマジョルカへレンタル中の久保は、この“保有元”との一戦で、3-5-2の2トップの一角で7試合連続のスタメン出場を果たした。

 試合は立ち上がりから、両チームが積極的に攻め合う展開となる。そんななか、先制点を奪ったのはマドリーだった。カウンターから、モドリッチの絶妙なパスを受けたヴィニシウスが、角度のないところから落ち着いてネットを揺らした。

 さらに23分にも、先制ゴールを奪ったブラジル代表FWがベンゼマのスルーパスに抜け出してループで狙うも、シュートはバーに阻まれた。

 13分の右足のシュートが敵CBヴァランヌに阻まれた久保は、22分に自ら得たFKを直接狙うも精度を欠いて大きく外してしまう。
 
 後半に入って56分、この日、ヴァランヌとともに久保を厳しくマークしていたセルヒオ・ラモスが見事なFKを叩き込み、マドリーが追加点を奪う。

 その直後に、マジョルカにもチャンス。左サイドからラーゴが送り込んだクロスに主砲ブディミルがヘッドで合わせるも、GKのクルトワの正面を突く。さらに、アウェーチームが3枚代えをした直後の62分には、久保が巧みなドリブルでクロースを引きはがし、さらにダブルタッチで、S・ラモスとメンディをかわして右足でシュートを放つも、枠を捉えられない。

 マジョルカはさらに83分に、超新星ルカ・ロメロを投入。15歳219日での出場となり、ラ・リーガの最年少出場記録を更新した。

 久保はフル出場を果たし、最後まで積極的にボールに絡んだが、試合はこのまま終了。0-2で敗れたマジョルカは、再開後4戦未勝利(1分3敗)となった。一方のマドリーは4連勝で首位をキープしている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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