宮川大輔

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 全国各地で緊急事態宣言が解除されるなど、世間は以前の日常を取り戻しつつある。しかしメディアを取り巻く環境は、いまだ厳しいようだ。

【写真】「宮川大輔の顔が大量発生!」中毒性の高いPayPayのCM

「国内での感染が拡大し始めた2月下旬からテレビのCM出稿を取りやめる企業が増えているんです。本来ならば、東京五輪のスポンサー企業やレジャー系や小売り関係のCMでにぎわう予定だったのですが、五輪が延期に。さらに政府が外出自粛を呼びかけたため、企業が出稿をやめたいときに差し替えられるACジャパンのCMが増加していますね」(広告代理店関係者)

 あの人気芸人が出演するCMにも影響が出ているという。

「宮川大輔さんらを起用し、大量にスポットCMを打っていたキャッシュレス決済サービス『PayPay』もCMを自粛。すでに撮影が終わっている数バージョンも放送できない状況になっているそうなんです」(芸能プロ関係者)

「お蔵入りになるのでは」

 ソフトバンクとヤフーの共同出資会社として、'18年に設立された電子決済サービス会社の『PayPay』。同年10月にスマートフォンで使えるアプリをリリースすると、実店舗でQR・バーコード決済ができる手軽さと、宮川を起用したCMのインパクトもあり、たちまち人気に。

「オンライン決済としても使用できますが、店舗でのスマホ決済で使用するイメージが強い。そのため、外出自粛が叫ばれているこの時期にCMを流したり、キャンペーンを派手にPRすると“外出を促しているようにとられかねない”と判断したようです」(前出・広告代理店関係者)

 PayPayにCM自粛が事実かを問い合わせると、書面でこのような回答があった。

「事実ではありません。緊急事態宣言が発出された地区を中心とした一部地域において、全国放送を予定していたキャンペーンCMを、残高を簡単に送ったり受け取ったりすることが可能な機能を紹介する内容のCMに差し替えて、4月16日まで放送をしています」(広報室)

 17日以降もCMが放送される予定だったのかについては、文書で触れられていなかった。

「4月1日から30日まで対象の飲食店で最大20%を還元する『春のグルメまつりキャンペーン』を実施していました。期間の半ばでCMを終了するのは、通常ならありえません。緊急事態宣言が4月7日に出されたのを受け、対応を取ったと考えるのが自然でしょう」(テレビ局関係者)

 同社では、6月1日から抽選で決済金額の最大10倍が戻ってくるキャンペーンの実施を発表。来月には新CMが見られると思いきや、そう簡単なことではないようだ。

「大々的にCMを流したいと考えているようですが、自粛ムードがいつまで続くかわからない状況。5月末の状況次第では、再びオンエアを見送る可能性も。周囲も“お蔵入りになるのでは……”と心配していますよ」(前出・広告代理店関係者)

 新CMのお蔵入り危機についてもPayPayに聞くと、

「6月のキャンペーンに関するCMの撮影は完了しており、現在編集を進めています。予定どおりオンエアしたいと思っています」(広報室)

 ユニークな高速ダンスが話題になっただけに次はどんな踊りを見せてくれる!?