「血塗られた歴史を賛美」北朝鮮、過去精算めぐり日本を非難
北朝鮮の朝鮮中央通信は18日、ドイツと異なり日本は過去清算を回避していると非難する記事を配信した。
ドイツのベルリンで8日、第二次世界大戦でドイツが連合国に無条件降伏して75周年の式典が開かれ、シュタインマイヤー大統領とメルケル首相が戦争犠牲者の慰霊施設で献花した。
記事は、ドイツが戦争犯罪に対して誠実に反省しているとしながら、「日本は戦後70余年が経ったこんにちまでも国際舞台で犯罪国家の囚衣を脱げず、歴史の法廷に被告として残っている」と指摘した。
また、「人類史上あったことのない国家的性奴隷犯罪の被害者を『金儲けのための志願奉仕者』と冒瀆し、世界の各地に日本軍性奴隷像が建てられることを防いでみようと東奔西走し、『“性奴隷”という表現は、事実に反するので使用すべきでない』という文句まで外交青書に明記した」と非難した。
そのうえで、「血塗られた罪悪の歴史を賛美する野蛮国家は、いつになっても世界の一員に、正常国家になれない」と強調した。