【ファンキー通信】経営者にも「にっこり」効果が求められる!

写真拡大

 「君は美人とは言えないけど、かわいげがあるね」なんて言われたら、なんだかすんごく複雑な気持ち。美人とは言えないってど〜いうこと? あ、笑顔がいいねってことなのか? そりゃ、どんなに美人でも仏頂面していたら台無し。そういえば最近、笑顔を作る決め手になるとも言われる口もとの両端の部分、すなわち「口角(こうかく)」をやっきになって上げる女性が増えてるんだとか。

 そもそも、笑顔って何? え? にっこり? 「口角」を上げると「笑顔」になる。でも、口角を上げることは、たんに「愛嬌」のためだけではなく、もっと深い意味があるみたいなんですよ。

 「口もとは品性や責任感を表す大切な場所です。口角が下がった人をみると、無意識に敵だとみなしてしまう場合もあります。そのくらい大切な場所なんです。美しいよりも、笑顔がいい女性のほうがモテます(笑)」と語るのは、イメージコンサルタントの五十嵐かほるさん。

 顔には表情筋など沢山の筋肉がある。口角を上げるだけでなく、印象に残ると言われる目の周りの眼輪筋、頬骨筋(ほほにある筋肉)など、顔の筋肉をバランスよく動かすことが大事。それが魅力的な笑顔を作る秘訣なんです。

 と、ここで男性諸君、「女性だけのことでしょ? 俺には全然関係ないね!」とか思ってませんか? ところが違うんですよ!

 「会社のイメージを担う経営者の男性も、内面を磨くとともに外見を意識する方が増えてきています。もっとも、外見を作ることが内面にも結びついていきますから、女性だけではなく男性も口角を意識してみては? とはいっても男性がにっこりするのは抵抗があるでしょう。そんな場合は、奥歯をかみ締めるだけでも、十分に効果があるんですよ」(同)

 なるほど、口角を上げるというのは女性だけでなく、男性にとっても大切なことなのだ。

 「イメージトレーニングも有効です。例えば、眼を閉じてゆっくり温泉に浸かることや、美味しいものを食べることを想像してみてください。ほとんどの場合、自然と口角が上がってくるんです。すると、脳内の快ホルモンの一種であるドーパミンが出てきて、仕事に対する情熱や頑張りを再認識できるはずです」(同)

 ほかにも、挨拶のあとに「お金持ち」など最後に「い」がつく言葉を心の中でつぶやいてみるというのも、自然と口角が上がる方法なんだとか。「なんだかな〜」とぶつくさ言う前に、まずは2ヶ月間ほど試してみては? 充実した外見が、充実した中身も作り出してゆくのですよ。ほら、今日からさっそくスマイル! スマイル!(押木真弓/verb)

■関連リンク
ノイムジィーク有限会社