『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』後は新たな展開へ!
 - Walt Disney Studios Motion Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

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 本日5月4日(May the 4th)は「スター・ウォーズの日」。映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』で一区切りがついたシリーズは、現在も世界観拡大のため、新作映画及びドラマシリーズが企画されている。ここでは、今後製作が予定されているシリーズ作品を紹介する。

 米ディズニーは昨年5月、『スター・ウォーズ』新作映画を2022年12月16日、2024年12月20日、2026年12月18日に全米公開すると発表。ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のクリエイターコンビで知られるデヴィッド・ベニオフ&D・B・ワイスが手掛ける三部作がスタートする予定だったが、二人が企画から離脱したため、公開される作品は不透明となっている。また、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』で監督・脚本を務めたライアン・ジョンソンが企画する三部作も存在しており、ライアン本人も「ルーカスフィルムと様子を見ているところ」とDeadlineで進捗を語っている。

 さらに、ルーカスフィルムの社長キャスリーン・ケネディは、今後のシリーズについて「三幕構成には縛られない。最初にある数を決めて、そこに収まるように映画を作ったりはしない」と Los Angeles Times にコメントし、従来のトリロジー形式からの脱却を示唆している。すでに、マーベル・スタジオ社長ケヴィン・ファイギが製作に携わる新作が企画されているほか、『インフィニット』のJ・D・ディラードと「エージェント・オブ・シールド」のマット・オーウェンズによる新作企画も進行中。いずれも内容は明かされていないが、三部作ではない単発映画になることもあり得るだろう。

 ルーカスフィルムは、映画だけでなくドラマシリーズにも力を入れている。動画配信サービス「Disney+」で配信中の「マンダロリアン」シーズン1が批評家やファンから高評価を獲得。Varietyは、今年10月のシーズン2配信を前に、早くもシーズン3の製作準備が進んでいると報じている。さらに、スピンオフ映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』に登場した反乱軍のスパイ、キャシアン・アンドーが主人公の前日譚ドラマも2021年配信に向けて企画が進行しており、『ローグ・ワン』の再撮影を指揮したトニー・ギルロイがショーランナーに就任した。

 シリーズの人気キャラクター、オビ=ワン・ケノービもドラマシリーズで帰ってくる。昨年8月に、ユアン・マクレガーがオビ=ワンを再演するドラマシリーズの製作が正式発表。『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』から8年後を舞台にした作品となり、「マンダロリアン」にも参加したデボラ・チョウ監督がメガホンを取る。今年1月には、ホセイン・アミニが執筆した脚本にキャスリーンが納得せず、製作が棚上げになるアクシデントが発生したが、3か月後に企画が復活。現在は、ザック・スナイダー監督の新作『アーミー・オブ・ザ・デッド(原題) / Army of the Dead』の脚本家である、ジョビー・ハロルドが参加している。

 その他、新たに『バチェロレッテ −あの子が結婚するなんて!』のレスリー・ヘッドランド監督が、脚本及びショーランナーを務めるドラマシリーズも企画されていることが明らかに。これまでのシリーズのタイムラインには属さない物語となり、女性キャラクターをメインに据えたアクションスリラーになるという。映画は新トリロジーと新作2本に対して、ドラマシリーズは4本が企画中。米ディズニー元CEOのボブ・アイガー会長は「マンダロリアン」シーズン2の配信時期を発表した際、「テレビシリーズの優先度は高い」と明言していることから、更なるドラマシリーズの発表も予想される。(編集部・倉本拓弥)