志村けんさんを『ミニオンズ』スタジオが追悼『ロラックスおじさん』で吹き替え声優

　映画『ミニオンズ』『ペット』シリーズなどで知られるイルミネーション・エンターテインメントは31日、同社が2012年に発表した『ロラックスおじさんの秘密の種』で日本語版声優を務めた、コメディアンの志村けんさんが29日に亡くなったことを受け、ユニバーサル・ピクチャーズの公式Twitterに追悼イラストとコメントを寄せた。

　『ロラックスおじさんの秘密の種』は、「グリンチ」などで知られる児童文学者Dr.スースの児童書が原作のアニメーション。環境破壊が進んだ世界を舞台に、最後の一粒の木の種をめぐる、少年テッドと森の住人ロラックスおじさんの心温まる物語を描いた作品で、志村さんは、ロラックスおじさん役で映画吹き替えに初挑戦していた。

　イルミネーション創設者でCEOのクリストファー・メレダンドリ氏は、ロラックスおじさんのイラストと共に「志村さんの訃報を知り、私たちイルミネーション及びユニバーサル一同は深い悲しみに包まれています」とコメント。「『ロラックスおじさんの秘密の種』で一緒にお仕事させて頂けたことはとても光栄でした。そして、志村さんの偉大なレガシーのささやかな一部になれたことを誇りに思います。ご遺族の皆様、そしてファンの皆様に、心よりお悔やみ申し上げます」と志村さんを追悼した。メッセージはユニバーサルの日本公式Twitterでも紹介されている。

　志村さんは、29日に新型コロナウイルスによる肺炎のため70歳で死去。新型コロナによる日本のトップコメディアンの死は、CNNをはじめ海外でも報じられた。（編集部・入倉功一）