ご冥福をお祈りします - クシシュトフ・ペンデレツキさん(2017年撮影)
 - Beata Zawrzel / NurPhoto via Getty Images

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 ポーランドを代表する現代音楽の作曲家クシシュトフ・ペンデレツキさんが現地時間29日、ポーランド南部の都市クラクフの自宅で死去した。86歳。ペンデレツキさんの楽曲はウィリアム・フリードキン監督の『エクソシスト』(1973)やスタンリー・キューブリック監督の『シャイニング』(1980)、デヴィッド・リンチ監督の『ワイルド・アット・ハート』(1990)、マーティン・スコセッシ監督の『シャッター アイランド』(2009)などハリウッド映画の数々でも印象的に使われてきたことで知られる。

 家族によると、ペンデレツキさんは長期にわたって重い病気と闘ってきたとのこと。死因は明かされていないが、新型コロナウイルスとは無関係だと理解されているといい、The Hollywood Reporter は介護人が新型コロナウイルスに感染した際、ペンデレツキさんも検査を受けたが、陰性だったと伝えている。

 ペンデレツキさんは、弦楽合奏曲「広島の犠牲者に捧げる哀歌」を作曲したことでも有名。同楽曲はアルフォンソ・キュアロン監督の『トゥモロー・ワールド』(2006)やデヴィッド・リンチ監督のテレビドラマ「ツイン・ピークス The Return」などでも使用されている。(編集部・市川遥)