【ファンキー通信】新常識! パパなら「父子手帳」は当たり前!

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 全国のパパさん、「父子手帳」は持ってますかぁ〜?? 母子手帳なら知ってるけど、聞いたことないなぁ・・・という人も多いのではないでしょうか。実は今、妊娠から出産、育児に向けて「父子手帳」を持つパパが急増しているのだとか。パパになる予定がある人も、まったくない人も、知っておいて損はないかも。

 そもそもこのような動きが強まったのは、ここ10年くらいのこと。東京都では、平成7年に「子どもが健やかに育つための環境作り」の一環として、初めて「父親ハンドブック」を作成。当時はまだ男性の育児参加が浸透しておらず、もっと積極的に参加してほしいとの考えで作られた。内容は、妊娠の経過や基本知識、出産・育児に関する制度などを紹介したもので、一部150円。

 これを各自治体や育児を支援する団体などがまとめて購入し、窓口で配布したり、講演会や育児教室などで利用される機会が増えたといいます。その後、このハンドブックを参考に独自でマニュアル本を作成する自治体が増加し、より身近で役立つ情報が盛り込まれるようになりました。さらには、父子手帳と育児日記の機能を合わせ持ったような本も多く出版されており、自ら育児日記などを付ける熱心なパパも増加しているんです。

 肝心の入手方法ですが、自治体が制作しているものであれば母子手帳と一緒に配布されていたり、担当窓口でもらうこともできます。場所によって有料100〜200円で販売しているところも。まずは、区役所などに問い合わせてみるのがいいでしょう。

 最近、積極的な取り組みがスタートしたばかりの豊島区では、保健所で「父子健康手帳」を、さらに希望者には区役所などの担当窓口で『パパマニュアル in TOSHIMA』を配布しています。「『パパマニュアル in TOSHIMA』は、出産後の育児の実用的な知識や方法をイラストで分かりやすく解説してあり、好評です。特に、巻末で男子トイレでもオムツ替えのできる駅やデパートが紹介してあり、とても役に立ったという感想が多く寄せられています」(豊島区子ども家庭支援センター・担当者)

 出産、育児なんて分からないことだらけで不安いっぱい、という新米パパも、コレさえあればなんとか一人前のパパになれそうですね!(石橋夏江/verb)