森昌子

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「2度目の引退会見ですので、3度目はございません」

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 国民的歌手、森昌子(61)が年内限りでの引退を会見で発表したのは3月28日のこと。48年もの芸能活動に終止符を打つ最終公演は、12月25日に故郷の栃木県宇都宮市で開催されることが決まっている。

 本人としても“これで本当におしまい”という思いは強いようで、12月15日付スポーツ紙のインタビューでも、

《芸能活動に未練や後悔はまったくないです。(中略)いまは目の前のコンサートのことしか頭にありません。本当に何の未練もないんです》

計16回も行われ、さながらライブツアー

 しかし、ここにきてあるポスターが物議を醸している。なんと、引退しているはずの来年2月と3月に、埼玉県で彼女が出演するコンサートが行われるというのだ。

「ポスターの掲示は今年の8月ごろから始まっていました。『JAさいたま第20回感謝のつどい』と題したこの公演は2月に5日間、3月に3日間の計8日間。午前と午後の1日2回なので、16回も行われる計算に。会場も変わるので、さながらライブツアーですよね」(地元住民)

 そもそも、この『感謝のつどい』とはいったい─。

「JAさいたまの取引先やその家族の方々に、日ごろの感謝を込めて歌を楽しんでもらおうという趣旨で行われている催しです。招待制なのでチケットの発売はありません。昨年は石川さゆりさんが出演していました。森さんは年内で引退すると聞いていたのでポスターを見たときは本当に寝耳に水でしたよ」(JAさいたまの取引先関係者)

 なぜ森が出演することになったのか、主催するJAさいたまに問い合わせてみたが、「お答えできません」。

復帰というわけではない

 ならばと、森の所属事務所にも聞いてみると、こんな回答が返ってきた。

「今年3月に年内をもって引退することが決まり、その時点から新しいお仕事はお断りするようにしていました。しかし、今回のお仕事は引退発表の前から交渉が続いていたうえ、複数の日時にまたがっており、会場の手配などの事情でキャンセルや日時の変更が難しい状況でした」

 昔から懇意にしている業者が苦労している姿を見たことも、引き受ける決め手のひとつになったそう。

「もちろん、復帰というわけではありません。また、貸し切り公演ですので、改めて公表する予定もございません。JAさいたまさんとのお仕事はクローズドなもので、チケットの販売もないため、表立っての活動は宇都宮での公演が一般のお客さまにご覧いただける最後の公演です」(所属事務所)

 隠していたつもりはなく、あくまで非公式の仕事のため、“年内で引退”という認識で間違いないそう。

 しかし、週刊女性が森の事務所に問い合わせをした直後、一部スポーツ紙にて、森本人がこの『感謝のつどい』について“残業なんです”と周囲に漏らしているとの報道が。本当はもっと稼ぎたい?