寺尾聰、向井理との共演で「相性がイイ。落ち着いて芝居を作れる。向井君が、好きなんだよね」と告白
NHK・時代劇『そろばん侍 風の市兵衛SP』の試写会が、13日の同局で行われ、主演の向井理、寺尾聰が出席した。
そろばん片手に悪を斬る、好評を博したシリーズの正月特番が完成した。その今作は、魅力が凝縮された屈指の1編で、鷹のごとく一撃で敵を打ちのめす孤高の老剣客・半十郎として、寺尾が参加している。
向井が演じる『そろばん侍』の出演オファーを受けたことについて「時代劇をやりたくて、ウズウズしていた」と寺尾。「でも、何でもいいからやりたいわけでも無いから、悶々としていた。僕は誰が主役なのかで、仕事を選んでいる」とキッパリ。
「向井君と仕事をするのは2回目ですが、彼と同じ世代の俳優が競争している中で、彼がこの侍をやることが、非常に嬉しく思っている。なので、向井君が演じている時代劇ということで、最終的に『やりたい』と返事した」と出演理由まで示した。
2回目の共演を終えてみて、感想をさらに訊いていくと「仕事を受けるとき、あまり個人的な好みを挟まないのが普通なのでしょう。でも、私の場合は、個人的な感情で、この人キライだからっていうことが、ついつい出ちゃう」とぶちまけ、笑いを起こした。
「彼とは、一度しか共演したことがありませんでしたが、何だか分からないけれど、相性がイイ。落ち着いて芝居を作っていける。彼もそれに応えてくれる。たぶん、理屈じゃない。色んな先輩、後輩と仕事をするが、相性というのが一番大事じゃないかな。向井君が、好きなんだよね」と照れずに話した。
そんな相性の良さを話題にされた向井は、寺尾のことを「背中で色んなことを教えてくれる方」と答えた。「言葉で説明していくのではなく、佇まいや居住まいで、役柄を成立させてしまう。セリフ回しという表現ではなく、話し出す雰囲気だけで、その役柄を引き寄せてしまう。それは、僕のようなキャリアでは出来ないこと。これまで何を考えて生きてきたかという人間力があって、この作品は寺尾さんがいなかったら成立していなかったと思います」と尊敬している部分と感謝の気持ちを伝え、目を見合っていた。
正月時代劇『そろばん侍 風の市兵衛SP』は、総合とBS4Kにて、来年の1月3日・夜9時から放送される。
■関連リンク
NHK・正月時代劇『そろばん侍 風の市兵衛SP』 - 案内WEBページ
そろばん片手に悪を斬る、好評を博したシリーズの正月特番が完成した。その今作は、魅力が凝縮された屈指の1編で、鷹のごとく一撃で敵を打ちのめす孤高の老剣客・半十郎として、寺尾が参加している。
向井が演じる『そろばん侍』の出演オファーを受けたことについて「時代劇をやりたくて、ウズウズしていた」と寺尾。「でも、何でもいいからやりたいわけでも無いから、悶々としていた。僕は誰が主役なのかで、仕事を選んでいる」とキッパリ。
「向井君と仕事をするのは2回目ですが、彼と同じ世代の俳優が競争している中で、彼がこの侍をやることが、非常に嬉しく思っている。なので、向井君が演じている時代劇ということで、最終的に『やりたい』と返事した」と出演理由まで示した。
2回目の共演を終えてみて、感想をさらに訊いていくと「仕事を受けるとき、あまり個人的な好みを挟まないのが普通なのでしょう。でも、私の場合は、個人的な感情で、この人キライだからっていうことが、ついつい出ちゃう」とぶちまけ、笑いを起こした。
「彼とは、一度しか共演したことがありませんでしたが、何だか分からないけれど、相性がイイ。落ち着いて芝居を作っていける。彼もそれに応えてくれる。たぶん、理屈じゃない。色んな先輩、後輩と仕事をするが、相性というのが一番大事じゃないかな。向井君が、好きなんだよね」と照れずに話した。
そんな相性の良さを話題にされた向井は、寺尾のことを「背中で色んなことを教えてくれる方」と答えた。「言葉で説明していくのではなく、佇まいや居住まいで、役柄を成立させてしまう。セリフ回しという表現ではなく、話し出す雰囲気だけで、その役柄を引き寄せてしまう。それは、僕のようなキャリアでは出来ないこと。これまで何を考えて生きてきたかという人間力があって、この作品は寺尾さんがいなかったら成立していなかったと思います」と尊敬している部分と感謝の気持ちを伝え、目を見合っていた。
正月時代劇『そろばん侍 風の市兵衛SP』は、総合とBS4Kにて、来年の1月3日・夜9時から放送される。
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