この冬、Jリーグにやって来るかもしれない外国人選手たち(2019-20編)
冬、夏と恒例のこちらの企画。今回も冬の移籍市場で「Jリーグへやって来るかもしれない外国籍選手」を紹介したい。
Jリーグにおける冬の市場は”動きが多い”ことで知られている。当然外国人選手の出入りも激しく、近年は外国人枠の拡大やDAZNマネーの流入、提携国枠の創設などでその勢いはさらに増した印象だ。
その勢いに乗った形で年々注目を集めている(ように見える)このシリーズ。
昨年の市場では掲載したアンデルソン・ロペス(北海道コンサドーレ札幌)が、また過去の記事に掲載したクレーベ(ジェフ千葉/16年夏に掲載)、レアンドロ・ダミアン(川崎フロンターレ/16年冬に掲載)が実際にJリーグにやって来た。
今回も「やって来そうなオーラ」のする選手ばかりを集めてみた。総勢20名。ぜひご覧ください。
アレクサンドル・ソング
Alexandre Song
国籍: カメルーン
ポジション: MF
年齢: 32歳
所属: FCシオン(SUI)
かつて名門アーセナルやFCバルセロナなどで活躍した守備的MF。フィジカルとテクニックが高度に融合し、全盛期は中盤の要として世界的な名声を手にしていた。
ところがバルセロナを退団した2014年あたりからパフォーマンスが低下。2016年に加入したロシアのルビン・カザンでは給料未払いの憂き目に遭うなど停滞した。
2018年からスイス・スーパーリーグのFCシオンへ加入するも、現在までレギュラーの座を掴めずにいる。
全盛期のダイナミズムは見られない一方、経験に裏打ちされた技術は健在。本職はセントラルMFながら、鋭い読みとサイズを生かしてCBとしてもプレー可能なタレントである。
ネームバリューは抜群。今冬はJ1の強豪クラブが獲得に動くかもしれない。
【Jに来るかも知れない度】★★★
【Jで活躍するかもしれない度】★★★★★
カイオ
Caio Lucas Fernandes
国籍: ブラジル
ポジション: MF
年齢: 25歳
所属: SLベンフィカ(POR)
説明不要かもしれないが、豊かなテクニックとスピードを駆使したドリブル突破で攻撃にアクセントをつけるアタッカー。
2014〜16年まで在籍した鹿島アントラーズでは中心選手として活躍。電撃移籍したアル・アインでもその勢いは衰えず、主力として2017-18シーズンのリーグ制覇に貢献する。その活躍が認められ、今年5月にポルトガルの名門SLベンフィカに加入した。
ベンフィカでは期待に満ち溢れるシーズンを送るかに見えたが、レベルの高い攻撃陣の壁を破れずにベンチを温める日々が続いている。11月には「1月に他クラブへローン移籍させられるのでは」と現地メディアにて報じられた。
カイオとベンフィカは4年契約を結んでいるものの、フリーで獲得したためクラブ的には放出における対外的なダメージが少なく、ローン料もそこまで高くなさそう。獲得は名声を得た中東クラブとの競合になる可能性が高いが、Jクラブが付け入る余地は充分ありそうだ。
アジア制覇を目指すクラブや潤沢な資金のあるクラブは既に水面下でリストアップしているかもしれない。
【Jに来るかも知れない度】★★★★
【Jで活躍するかもしれない度】★★★★★
ギリェルメ
Guilherme Augusto Vieira dos Santos
国籍: ブラジル
ポジション: FW
年齢: 24歳
所属: スポルチ・レシフェ(BRA) ※グレミオ(BRA)からローン移籍中
左サイドからのカットインが十八番のストライカー。名門グレミオでプロデビューを果たしたが、近年は他クラブへのローン生活が続いていた。
しかし今シーズン、スポルチ・レシフェで大ブレイク。35試合17ゴールを挙げブラジル・セリエBで得点王に輝いている。
今冬はブラジル国内クラブへの移籍も噂されていたものの、現地メディアにて「日本から断り切れない内容のオファーが届いている」との報道が。
具体的なクラブ名こそ明かされていないが、今冬のJリーグ移籍の可能性は高いといえる。
一方で今シーズン以前に際立った実績を残しておらず、プレーもどちらかといえばウィンガータイプ。
自身のパフォーマンスや戦術にマッチするかは未知数だが、今ノリに乗っている逸材。Jリーグにやって来た際はぜひ期待したい。
【Jに来るかも知れない度】★★★★
【Jで活躍するかもしれない度】★★★★
ダヴィド・エンゴグ
David N’Gog
国籍: フランス
ポジション: FW
年齢: 30歳
所属: ブダペスト・ホンヴェードFC(HUN)
かつて名門パリ・サンジェルマンやリヴァプールFCで将来を嘱望されたストライカー。190cmとサイズがあり、リーチの長い手足を巧みに使ってゴールを奪う。
名前は「ヌゴグ」や「エヌゴグ」といった表記も。今年政界を賑わせた某政党の略称によく似ているが、彼が“ぶっ壊す”のは相手ディフェンス陣の守備網である。
リヴァプールでは結局芽が出ず、その後フランスやギリシャ、スコットランドのクラブを渡り歩くもブレイクを果たすまでに至らないまま30歳を迎えた。
ハンガリーリーグでは好調を維持しているようだが、オファー次第によっては移籍を決断する可能性もありうる。「未完の大器」はJで覚醒なるか。
【Jに来るかも知れない度】★★
【Jで活躍するかもしれない度】★★★
アルベルト・ブエノ
Alberto Bueno
国籍: スペイン
ポジション: FW
年齢: 31歳
所属: ボアヴィスタFC(POR)
かつて名門レアル・マドリーで将来を嘱望されたストライカー。
スペインの年代別代表に選出された経歴も持つが、その後は伸び悩んだ。現在はポルトガルの中堅クラブ、ボアヴィスタFCでプレーしている。
ボアヴィスタとは契約を残しているが、一説によるとブエノはスペイン復帰を望んでおり、スペインのクラブから好条件のオファーが届けば契約を解消できるオプション契約を結んでいるとのこと。
今冬にどの程度のオファーが舞い込むかは不明だが、実績を考慮するとアジア方面からも関心があってもおかしくはない。とりわけ現在多くのスペイン人選手がプレーするJクラブの獲得リストに入っても違和感はないだろう。
欧州クラブを渡り歩いた豊富な経験と中盤もこなせる万能性は大きな魅力だ。
【Jに来るかも知れない度】★★
【Jで活躍するかもしれない度】★★★
マテウス・オリヴェイラ
Mattheus de Andrade Gama de Oliveira
国籍: ブラジル
ポジション: MF
年齢: 25歳
所属: スポルティングCP(POR)
左足を自在に操り、決定的なチャンスを演出するプレーメーカー。184cmと大柄でキープ力もあり、強靭なフィジカルも兼ね備える。
父親はあの有名な「ゆりかごダンス」でおなじみ元ブラジル代表FWベベット氏。余談だが、同ダンスが世界的に有名になった94年W杯でのパフォーマンスは彼の誕生を記念して行われたものである。
ユース年代はブラジルU-20代表に選出されていたが、2017年から在籍する名門スポルティングCPではしばらくローン生活が続いており、現地では2022年までの契約を双方合意の上で解除するのでは?との噂も。
プレースタイルは良くも悪くも「王様」タイプ。市場価値的にはJクラブの手の届きそうな位置にあるが…?
【Jに来るかも知れない度】★★★★
【Jで活躍するかもしれない度】★★★
ヤクブ・ポヴァジャネツ
Jakub Považanec
国籍: スロバキア
ポジション: MF
年齢: 28歳
所属: FKバウミト・ヤブロネツ(CZE)
当たり負けしない体幹の強さを武器に中盤に君臨するスロバキア産のセントラルMF。
往年の中田英寿氏ばりのプレースタイルで、2列目からの飛び出しからゴールも狙える。アンダーでの代表歴はあるものの、A代表は招集のみでキャップはない。
所属するチェコ1部リーグ、FKバウミト・ヤブロネツとの契約は今シーズン限りとのこと。年齢的にもステップアップを果たす時期に差し掛かっており、アジア方面から好条件のオファーが舞い込めば移籍が実現する可能性も。
東欧リーグをチェックしているJクラブのスカウトの目に留まってもおかしくない逸材である。
【Jに来るかも知れない度】★★
【Jで活躍するかもしれない度】★★★
ジョージ・メルキ
George Felix Michel Melki
国籍: レバノン
ポジション: DF/MF
年齢: 25歳
所属: AIKソルナ(SWE)
192cmの大型CB兼セントラルMF。
サイズを生かした守備はもちろん、視野の広さを生かしてMFとしてもプレー可能な万能イケメン選手。生まれも育ちもスウェーデンだが、代表キャリアは祖父のルーツであるレバノンを選択した異色キャリアの持ち主でもある。
所属する名門AIKソルナではレギュラーの座を掴めずにシーズンが終了した。
スウェーデンリーグはJリーグと同じ「春秋制」を採用しており、獲得には今が狙い目。実力的にはJ1でも十分通用するレベルにあるため、今冬は獲得に動くクラブが出て来てもおかしくない。
ジョアン・オマリ(ヴィッセル神戸)に次ぐレバノン人プレーヤー誕生なるか。
【Jに来るかも知れない度】★★★
【Jで活躍するかもしれない度】★★★★
ヴィニシウス・アラウージョ
Vinícius Vasconcelos Araújo
国籍: ブラジル
ポジション: FW
年齢: 26歳
所属: アヴァイFC(BRA) ※ヴァスコ・ダ・ガマ(BRA)からローン移籍中
高いゴールセンスを持つストライカー。
クルゼイロ・ユースで活躍した頃からブラジルの年代別代表に選出され、2013年のトゥーロン国際大会ではブラジルU-20代表のエースとして得点王を獲得。
その後大きな期待と共にスペイン1部リーグのバレンシアCFへ加入したが、大きく伸び悩んだ。現在はブラジル・セリエAのアヴァイFCに在籍中。
アヴァイでも活躍しているとは言えない状況で、チームもセリエB降格が確実な状況にある。シーズン終了後は所属先のヴァスコ・ダ・ガマへ戻り、再び他のクラブへローン移籍となる確率が高そう。
今冬はアジア移籍動向あるあるの「元逸材枠」として獲得に興味を示すJクラブが出てきそうだ。
【Jに来るかも知れない度】★★★
【Jで活躍するかもしれない度】★★
ジュディヴァン
Judivan Flor da Silva
国籍: ブラジル
ポジション: FW
年齢: 24歳
所属: トンベンセFC(BRA) ※クルゼイロEC(BRA)からローン移籍中
年代別ブラジル代表で9番をつけていた“元逸材選手”。
ストライカータイプというよりはチャンスメーカータイプで、味方を使う器用な一面も。右サイドから中央に切れ込む動きを得意としている。
かつては将来を嘱望されており、2015年のU-20W杯ではブラジル代表の9番をつけ、10番のガブリエル・ジェズス(マンチェスター・シティ)らと共に活躍。だが以降は伸び悩み、現在に至るまで大きなインパクトを残せていない。
現在までにJ入りの噂はないが、ポテンシャルは抜群。今後獲得に動くクラブが出てくるかもしれない。
【Jに来るかも知れない度】★★★
【Jで活躍するかもしれない度】★★
グラム・カシア
Gram Kashia
国籍: ジョージア
ポジション: DF
年齢: 32歳
所属: サンノゼ・アースクエイクス(USA)
競り合いの強さとキャプテンシーが魅力の大型CB。2010〜18年まで長らく在籍したオランダ1部リーグのフィテッセでは主将を務め、「ゴーレム・カシア」の愛称で親しまれた。
2018年からは活躍の場をアメリカへ移し、サンノゼにて守備の要として活躍中。カシアとサンノゼは複数年契約を結んでいるとされているが、一方でカシアは年俸上限があるサラリーキャップ制限内の契約であると言われている。
今後、好条件でのオファーが舞い込めば移籍に動く可能性はあるかもしれない。J1の舞台でも十分通用する実力を備えたタレントだ。
【Jに来るかも知れない度】★★
【Jで活躍するかもしれない度】★★★★★
マルセロ・シウヴァ
Marcelo Andres Silva Fernandez
国籍: ウルグアイ
ポジション: DF
年齢: 30歳
所属: フリー ※前所属 レアル・ソルトレイク(USA)
ウルグアイ人らしいガッツあふれるプレーが身上の大型CB(185cm)。
スペインでのプレー経験もあり、正確なフィードも持ち合わせる。A代表経験こそないが、2009年に開催されたFIFA U-20 W杯にウルグアイ代表として出場した経歴を持つ。
既にリーグ戦を終えた今季のソルトレイクでは20試合に出場したが、絶対的なレギュラーの座を確立できず。先日クラブから今季限りでの退団が発表された。
J1の舞台でも通用しそうな経験と実績があり、とりわけフィジカル自慢の外国人FWをマークするために獲得に乗り出すクラブが出てきそうだ。
市場価値的にはJ2上位〜J1中堅クラブあたりでのプレーが期待できそうか。
【Jに来るかも知れない度】★★★
【Jで活躍するかもしれない度】★★★★
ジョナス
Jonas é emprestado ao Dínamo Zagreb, da Croácia https://t.co/1E012rxw4L pic.twitter.com/ljVVW1ntp9
— Coluna do Fla | Flamengo (@ColunadoFla) June 7, 2016
Jonas Gomes de Sousa
国籍:ブラジル
ポジション:MF
年齢:28歳
所属: アル・イテハド・ジェッダ(KSA)
危機察知能力に優れ、ピンチの目を防ぐ職人肌のボランチ。ボール奪取後に攻撃へと舵を切り替えるパスの精度も高い。
これまでフラメンゴやクロアチアのディナモ・ザグレブなどでプレーし、昨シーズンからサウジアラビア1部リーグの名門アル・イテハド・ジェッダへ加入した。
イテハドでは当初主力としてプレーしたが、負傷や監督交代による新たな外国人補強の憂き目に遭い、現在はいわば「飼い殺し」状態にある。
今後は新たに就任したオランダ人指揮官ヘンク・テン・カテ氏の眼鏡に適わければ放出される可能性が高いとのこと。
試合勘に不安はあるものの、実力はJ1でも十分通用するだろう。獲得に動くJクラブも少なくなさそう。
【Jに来るかも知れない度】★★★
【Jで活躍するかもしれない度】★★★★
チョ・ユミン
Cho Yu-min/조유민
国籍: 韓国
ポジション: DF
年齢: 22歳
所属: 水原FC(KOR)
状況判断に長けたクレバーなディフェンスが身上のCB。182cmとCBとしてはやや小柄でありながら、ポジショニングが良く屈強な外国人FW相手でも競り負けない。
中央大学校時代からほぼ無名状態でプロ入りし、サブ扱いだった2018年アジア大会の大会期間中に大ブレイク。見事レギュラーとして韓国代表の優勝に貢献し、兵役免除の恩恵を受けた。
チョの在籍する水原FCは今季も1部リーグ昇格を逃しており、今冬は移籍が確実と言われている。
11月には韓国メディアにて「Jリーグのサンフレッチェ広島が獲得オファーを出した」とも報じられており、現在水面下で移籍交渉が行われている状況だ。
現地では最後の一人までサインを書いて帰宅する温かい人柄が高く評価されている。Jリーグにやって来ても多くのサポーターから愛される選手となるだろう。
【Jに来るかも知れない度】★★★★★
【Jで活躍するかもしれない度】★★★
グスタボ・ヴィンチシンコ
Gustavo Vintecinco
国籍: ブラジル
ポジション: FW
年齢: 24歳
所属: 安山グリーナーズ(KOR)
193cmの大型ストライカー。
今シーズンは加入1年目ながらKリーグ2部で28試合9ゴールと活躍。チームは1部昇格こそ逃したが、同じく9ゴールと活躍した元日本U-18代表FW石田雅俊とのコンビは各クラブの脅威となった。
身体能力を全面に生かしたプレースタイルはかつてKリーグ2部からスターダムにのし上がったブラジル人FWマルコン(25/河北華夏)と酷似する。
市場価値的にJ1下位〜J2クラブ辺りまで手が届きそうだ。
【Jに来るかも知れない度】★★★
【Jで活躍するかもしれない度】★★★
ウィリアム・エンリケ
William Henrique Rodrigues da Silva
国籍: ブラジル
ポジション:FW
年齢:27歳
所属: チェンライ・ユナイテッド(THA)
2015年にヴァンフォーレ甲府でプレーした経歴を持つ左利きの攻撃的MF。ブラジル人特有のリズムからなるドリブル突破で多くのチャンスを演出する。
甲府退団後はブラジルや韓国のクラブを渡り歩き、今シーズンからタイのチェンライ・ユナイテッドへ。
チェンライではアタッカーとして覚醒し、28試合11ゴールと活躍。クラブ史上初の1部リーグ優勝に貢献したが、既に退団が決定済みとのこと。
局面打開力に優れたアタッカーはJリーグへ再上陸なるか…?
【Jに来るかも知れない度】★★★
【Jで活躍するかもしれない度】★★★
エブソン
Chiangmai Football Club signs Brazillian footballer, Evson Patrício on the team for Toyota Thai League 2019 while also planning to land 2 new foreign players as an addition to the Lanna Tigers. #ThaiLeague #Chiangmai pic.twitter.com/58OQ36M6T4
— ThaiLeague (@thaileague) November 28, 2018
Evson Patrício Vasconcelos do Nascimento
国籍: ブラジル
ポジション: DF
年齢: 28歳
所属: チェンマイFC(THA)
2014〜17年にガンバ大阪とカマタマーレ讃岐でプレーした190cm大型CB。
讃岐退団後はサウジアラビアとオマーンのクラブを渡り歩き、今シーズンからはタイ1部のチェンマイFCに活躍の場を移した。
チェンマイではレギュラーのCBとしてDFながらリーグ戦4ゴールを挙げ奮闘していたが、チームは既に2部への降格が決定済み。今冬はタイ1部クラブの他にJ2〜J3のクラブも獲得に動きそうだ。
年齢的にまだまだ伸びしろのあるタレントであり、活躍次第では大化けも期待できる。
【Jに来るかも知れない度】★★★★★
【Jで活躍するかもしれない度】★★★
モハマドゥ・スマレー
Mohamadou Sumareh
国籍: マレーシア(※2018年にガンビアから帰化)
ポジション: FW
年齢: 28歳
所属: パハンFA(MAS)
アフリカ人選手特有の身体能力の高さから多くのチャンスを生み出す快速アタッカー。
マレーシアへ渡った13年当時は主にウィンガーとしてプレーしていたが、近年はプレーの幅を広げセンターフォワードとしても機能。11月15日に行われたカタールW杯予選タイ戦では決勝ゴールを決めた。
マレーシア代表史上初の帰化選手として知られるスマレーはJリーグで「提携国枠選手」として外国籍選手にカウントされずにプレーが可能である。
今冬は「ASEAN枠」を導入したタイやインドネシアのクラブからも関心を集めており、争奪戦は必至か。
一説によると移籍金は推定3000万円程度とのこと。J2クラブでも手の届きそうな価格であるが果たして…。
【Jに来るかも知れない度】★★
【Jで活躍するかもしれない度】★★★
マンディ・ソーサ
Armando “Mandi” Sosa Pena
国籍: スペイン
ポジション: MF
年齢: 30歳
所属: フリー ※前所属 ウェリントン・フェニックスFC(AUS)
堅実なディフェンスと的確な繋ぎが持ち味の守備的MF。
2010〜12年には名門レアル・マドリーのBチームに在籍し、クラブの2部リーグ昇格に貢献。その後スポルティング・ヒホンなどで主力として活躍後、昨シーズンからAリーグのウェリントン・フェニックスFCへ加入した。
ウェリントンではケガやミス等から徐々に出場機会が減少。今年6月にクラブを退団し、現在はフリーの身である。
コンディション面は不安ながら、実力はピカイチ。近年Jリーグに吹き荒れる「スペイン人ブーム」に乗って獲得に動くクラブがあるかもしれない。
【Jに来るかも知れない度】★★
【Jで活躍するかもしれない度】★
ヘンリー・ミヤモト
Henry Miyamoto Garcia Silva
国籍: ブラジル
ポジション: FW
年齢: 20歳
所属: オザスコFC(BRA)
名前の通り、日系ブラジル人のセカンドストライカー。
183cmと大柄でしなやかな身のこなしが魅力。左サイドから鋭いドリブル突破を駆使し、シャープな一撃でゴールを奪う。
現在はサンパウロ州リーグのオザスコFCでプレーしているが、今年6月まではポルトガル1部リーグに所属するSCブラガのセカンドチームに在籍していた。
ポルトガルの伝統クラブに認められたテクニックは一見の価値がある。今冬は市場価値的にもJ2〜J3のクラブが獲得に動くかもしれない。
【Jに来るかも知れない度】★
【Jで活躍するかもしれない度】★★