ドリブル突破からゴラッソを決めた横浜FMのFW仲川【写真:Getty Images】

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松本戦で仲川が決勝ゴール、メッシを彷彿とさせる圧巻のゴール

 横浜F・マリノスのMF仲川輝人は、23日に行われたJ1リーグ第32節の松本山雅FC戦(1-0)にスタメン出場し、前半2分に得意のドリブル突破から決勝点となるゴラッソを決めた。

 その技術がイタリアメディアで「メッシのようだ」と反響を呼んでいる。

 優勝争いを繰り広げる横浜FMは、敵地に乗り込んだ一戦で開始早々に均衡を破る。そして独力で違いを作ったのが仲川だった。

 DF松原健から長い縦パスをタッチライン際で受けると、中央へ切り込む鋭いドリブルでDF2人の間を突破。キックフェイントでさらにもう1人をかわすと、ペナルティーアーク付近から左足のシュートをゴール左隅へ突き刺さした。仲川はこれで今季の14得点目となった。

 これがこの試合唯一の得点となり、横浜FMは1-0で勝利を収めた。そして仲川のゴールはイタリア紙「コリエレ・デロ・スポルト」の電子版でも取り上げられ、「メッシのようだが、これはナカガワだ。日本で起きた魔法のような瞬間」と動画付きで報じられた。バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシを彷彿とさせる技術として、海を渡って称賛の対象となっている。

 勝利した横浜FMは勝ち点を64に伸ばし、今季初めてJ1首位に浮上した。2位FC東京との差はわずかに1ポイントで、優勝争いの行方は最後まで目が離せない展開となっている。(Football ZONE web編集部)