スーパーマーケットの西友が2019年11月5日、野菜嫌いの子どもを持つ親を支援するプロジェクト「KIDS LOVE VEGETABLES」をスタートしました。

子どもが食べやすい野菜料理を開発し、そのレシピを記載したカードを西友全店舗で配布しています。

「にんじん」と「ブロッコリー」を使用

西友が3〜10歳の子と暮らす男女1000人に実施した調査(※)によると、「子どもに嫌いな野菜がある」と回答した人は、約9割(88.2%)もいます。また、4人に3人(76.7%)の人が「子どもが野菜を残すことがある」と回答しています。

西友は野菜嫌いの子どもが多いという実態を受け、独自に野菜料理を開発。実際に100人を超える幼稚園児たちに試食してもらい、80%以上の支持を受ける野菜料理を5品生み出しました。

・にんじんと胡麻の炊き込みご飯
・にんじんの春巻き
・にんじんとチーズのカリカリ焼き
・ブロッコリーのチーズカレー炒め
・ブロッコリーボール

年間を通してスーパーなどで一般的に買いやすい食材で、苦手としている子どもが多い「にんじん」と「ブロッコリー」をベースとしたレシピです。

支持率80%以上の5品と、支持率約78%とわずかに80%に達しなかった「ブロッコリーポテサラ」の計6品の作り方を記載したレシピカードは、全国の西友の野菜売り場付近で配布しています。

また、一部店舗(赤羽店、東大宮店、大森店)では、試食コーナーも設置しています。

子どもの支持率約97%の炊き込みご飯

今回のレシピを監修したのは、料理家の黄川田(きかわだ)としえさんです。食育活動にも力を注ぎ、家族を対象としたワークショップなどを開催しています。

黄川田さんは開発にあたり、野菜本来の美味しさを生かしながらも

「子どもがどの味付けが好きか、どういう形状や見た目なら食べてもらえるか、食感、食べやすさを念頭に置いて開発しました」

とコメントしています。

なかでも、「にんじんと胡麻の炊き込みご飯」は支持率約97%と子どもから高い支持を得ています。記者も試食しましたが、にんじんがすりおろされているので食べやすかったです。おにぎり、お弁当でも活躍してくれそうですね。

レシピは特設ウェブサイトでも確認できます。

※調査は2019年9月14日〜17日にかけて、インターネットを通して実施。3〜10歳の子どもと同居し、家族の食事を週に2回以上用意し、野菜をスーパーマーケットで購入する男女の保護者1000人を対象として行われました。