カンボジア代表の実質監督を務める本田圭佑【写真:AP】

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カンボジアはイラクに0-4の大敗 前節イラン戦では0-14と歴史的大敗を記録

 元日本代表MF本田圭佑が実質監督を務めるカンボジア代表は現地時間15日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選でイラク代表と対戦し、ホームで0-4の大敗を喫した。

 前節のイラン戦でも0-14の大惨敗を喫し、2試合合計18失点と壊滅的な状況にある。海外メディアは「本田圭佑が新たな黒星」と取り上げた一方、「屈辱的敗北から改善を示した」と守備面の向上を強調している。

 10日に行われたイラン戦では0-14と、同国史上最多失点を喫したカンボジアは、ホームにイラクを迎え撃った。ところが前半22分に先制点を許すと、前半41分にも追加点を奪われて最初の45分を折り返す。その後も後半12分、同17分に被弾し、最終的には4失点の大敗を喫した。

 衛星放送「FOXスポーツ」アジア版は公式ツイッターで「本田圭佑が新たな黒星」と投稿。一方、記事では「イラクは手軽な勝利を手にするも、カンボジアは屈辱的敗北から改善を示した」と取り上げ、「イラン戦で屈辱的な0-14の敗戦から、もう一つの難敵から新たな悲劇がもたらされる懸念があった」としつつも、改善が施されていたことを強調している。

 カンボジアはアジア予選で3連敗と、厳しい戦いを余儀無くされている。イラン、イラクとアジア強豪国との連戦で厳しいレッスンを受けることになったが、同時に守備面では確かな改善も見せている。本田によるカンボジアの改革は、まだ始まったばかりだ。(Football ZONE web編集部)