先週土曜に行われたDFBスーパーカップ、バイエルン・ミュンヘンとの頂上決戦では、そのバイエルンからドルトムントへと復帰しそのデビューが期待されたマッツ・フメルスが、筋肉系の問題により欠場。

 しかしながら今週金曜に行われるドイツ杯初戦、ブンデス3部ユルディンゲン戦にむけては、7月おわりに行われたウディネーゼとのテストマッチで足首を打撲し同じくバイエルン戦を欠場したトルガン・アザールと共に、フメルスもまたオプションとなることが期待されているところだ。

 一方で、内転筋に問題を抱えていたユリアン・ブラントについては、引き続き外から試合を見守ることになり、「まだチーム練習も行えていない状況だからね」と、ルシアン・ファヴレ監督。木曜日にはその機会が訪れる見通しではあるが、ドイツ杯のみならず翌日のプロイセン・ミュンスターとのテストマッチでも、2週間の離脱期間を考え時期尚早と判断されることだろう。

 なおこれまでの5週間半におよんだこの夏の準備期間について、指揮官は「全体的にみてOKだ」と評価。ただあくまで「我々はまだ、準備期間の最中にある」との考えも示しており、その間で「さらなる改善をはかっていきたい」と強調。

 また今回の相手である、ブンデス3部ユルディンゲンについては、他クラブとの対戦と同様に敬意をもって準備を進めており、何度か視察も実施。「経験あるいい選手が揃っている」クラブであり、そのなかには生粋のドルトムンター、ケヴィン・グロスクロイツも。ファヴレ監督特に、センタリングや数的状況に対する警戒心を示している。