働き方改革が浸透してきて、以前よりもお仕事環境は改善されたとはいえ、小さな子供を抱え仕事と子育てを両立しなければならないパパ・ママ世代の日常はやはり大変ですよね。働きながらの子育てに日々奮闘するパパ・ママの苦労を川柳にした、第3回「オリックス 働くパパママ川柳」の入賞作品全19作品が発表されました。

今回より「じぃじばぁば目線賞」を新設したことから、3世代での子育てに奮闘している作品など、日本全国の幅広い世代から約1カ月間で5万4,261句の作品の応募が集まりました。

第3回は特別審査員に、尾藤 川柳氏(川柳公論社 主宰)、田中 裕二氏(タレント「爆笑問題」)、浜田 敬子氏(Business Insider Japan統括編集長)が参加。大賞には、今年ならではの「10連休」というフレーズで時代を映し、働くパパとママの世相に対するリアルな心情をうまく取り入れながらも、ユーモラスに伝える一句が選ばれました。

大賞(1句)

賞金:20万円

副賞:オリックスグループが運営する4施設から選べる「1泊2食付きホテル宿泊券(1組2名様分)」

10連休 預け先無し 金も無し みんママ(36歳・女性/長崎県)

保育園のスタッフさんも連休に休みたいのは同じですよね。とはいえ10連休に家族みんなで旅行に行こうと思ってもどこも高くて手が出ません。見事大賞を受賞されたみんママさん、ぜひ副賞のホテル宿泊券を活用してのんびりしてください。

パパ目線賞(3句)

賞品:「アイロボット 床拭きロボット ブラーバ380j」

お尻拭き 社では上司の 尻拭い SKかぴさん(38歳・男性/神奈川県)

家でも会社でも、黙って誰かのお尻を拭く日々…。パパがんばって!

こどもたち パパで遊んで ママで寝る だんな(31歳・男性/神奈川県)

遊ぶ時はあんなにパパが大人気だったのに、寝かせる時はやっぱり「ママがいい!」なんですよね。

テレワーク 親子で参加 web会議 さすけ(40歳・男性/東京都)

テレワークでどこでも仕事ができるようになったのは嬉しいけれど、子供よ、web会議に顔出さないで〜!

 

ママ目線賞(3句)

賞品:「Dyson Supersonic Ionicヘアードライヤー」

「ママ元気?」 AIしのぐ 感知力 とるまりん(30歳・女性/新潟県)

子供の察知能力とさりげないやさしさに、ぐっときます。

繁忙期 麺・麺・丼・丼・麺・丼・丼 高知ぜよ(40歳・女性/高知県)

忙しくなると手抜きしたいのが夕食の準備。気がつけば麺類と丼物のヘビロテに…!?

育休を 取った旦那に 手が掛かる てんとうむし(35歳・女性/東京都)

「名もなき家事」担当どころか、自分も世話してもらう気満々の甘えん坊パパは困りものです。

 

子ども目線賞(1句)

賞品:「ブルーノ ホットプレート(グランデサイズ)」

お年玉 買いたいものは パパの時間 姫(9歳・女性/東京都)

いつも仕事で疲れてるパパともっと遊びたい、姫さんの気持ちが伝わってきます。

 

じぃじばぁば目線賞(1句)

賞品:「サーモス 真空保温調理器 シャトルシェフ(2.8L)」

いだてんか 保育所向かう 嫁の足 セイチャン(70歳・女性/大阪府)

嫁の超高速スピード、じぃじばぁばにはもはや残像しか見えない!?

 

優秀賞(10句)

賞品:「Amazonギフト券1万円分」

お疲れさま AIだけが 誉めてくれ レインボーパパ(46歳・男性/和歌山県)

アロマより 癒されるのは 子の匂い  怪傑もぐり33世(48歳・男性/神奈川県)

静けさや やっと眠った 天使撮る パパパ(36歳・男性/神奈川県)

インフルよ せめてママだけ 避けてくれ こうちゃんかいくん(42歳・女性/千葉県)

「起きなさい!」 子に言う振りで 実はパパ しょこちん(27歳・女性/愛知県)

ポイポイと 靴落とす君 シンデレラ ママ鉄(30歳・女性/大阪府)

たまにはね 家事の有休 使いたい ヒリー(28歳・女性/神奈川県)

100年を 孫とローンと 同居する 春爺(77歳・男性/静岡県)

孫育て 昭和の知恵も 遠くなり ミーコばあ(78歳・女性/岩手県)

5年生 ぼくもはたらく かぞくです ユウキ(11歳・男性/福岡県)

その他「オリックス 働くパパママ川柳」ウェブサイト(http://t.asahi.com/os2019)で、全入賞作品(19 作品)に加え、個性豊かな佳作20作品などを掲載。

◆特別審査員のメッセージ

尾藤 川柳氏(川柳公論社 主宰)

「10連休」などのフレーズに、時代が反映されていると感じました。そして、回を重ねるごとに素直な心情が読み取れる作品が増えてきています。川柳にはいろいろなアプローチがありますが、実感や本音が込められた作品には力があります。「オリックス 働くパパママ川柳」を通じて川柳の17音の世界を、これからも多くの人に楽しんでほしいです。

田中 裕二氏(タレント「爆笑問題」)

自虐や皮肉が生む笑い、ささやかな幸せがもたらす家族の温もりなど、バラエティー豊かな作品が多数寄せられました。共感できる作品がたくさんあり、多様な働き方についても知ることができ、気づきを得る機会にもなりました。家族と一緒に楽しみながら、作品を振り返りたいと思います。

浜田 敬子氏(Business Insider Japan統括編集長)

今年はパパの育児参加が具体的に思い浮かぶような作品が増えたように感じます。共働きも少しずつ変わってきているという印象を受けました。また、日々の不満や罪悪感を上手に笑いに変えている作品も目立ちました。川柳には前向きになるパワーがあります。多忙な毎日を送っている働くパパママはぜひ、入賞作品を読んで元気をもらってください。

情報:PR Times

   

MAG2 NEWS