氷川きよし、高貴な場所でズンドコ節を熱唱「合いの手、待ってたんですけどね」
「デビューから20周年の年に、この伝統ある松尾芸能賞で優秀賞をいただき、大変光栄です」
【写真】『第40回松尾芸能賞』授賞式に登壇した24歳のきよしくん
東京・帝国ホテルで行われた贈呈式で、やや緊張した面持ちながらも、立派な挨拶をしたきよしくん(41)。
新人賞から17年
『松尾芸能賞』は、日本の文化・芸能の保存や向上に貢献した人物などに贈られる。きよしくんの受賞理由は、ヒット曲を多数送り出しながら、全国ツアーや座長公演を精力的に展開。日本レコード大賞や『NHK紅白歌合戦』への連続出場はもちろん、アニソンへの挑戦など芸域拡大に努める姿勢は“他の模範となるもの”であるため。
そして、厳かな雰囲気の中で『きよしのズンドコ節』を熱唱。さすがに“き・よ・し”の合いの手は入らず……。式後の取材では、
「高貴な場所で、どうしようかと思いました。合いの手、待ってたんですけどね(笑)。ノリノリの曲だから、みなさん恥ずかしいんじゃないですか?」
大賞を受賞した人間国宝の野村萬(89)は、
「芸能の世界は老・壮・青、3世代のスクラム。中でも、優秀賞をもらった壮世代の方に核となって進めていただかないと、日本の芸能は盛んにはならない。よろしくお願いします」
と、きよしくんらに大きな期待を寄せた。
「まだまだ駆け出し者ですが、多くのファンのみなさまに“氷川きよし”を作っていただきました。これからは自分らしく、楽しみながら、芸の道を歩んでいけたらと思っています」