稲垣吾郎が抱くファンへの思い「どうしても振り回しちゃいますよね」
『週刊女性』で連載中の自身が主演の小説『ロストマン ロンリーハート』が大反響。現在は『新しい地図』のファンミーティングのため草なぎ剛、香取慎吾とともに全国を飛び回り多忙を極める稲垣吾郎(45)が、今度は舞台『LIFE LIFE LIFE 〜人生の3つのヴァージョン〜』に挑む!
4人のキャスト&演出家は’06年に上演された『ヴァージニア・ウルフなんかこわくない?』以来、13年ぶりとなる顔合わせ。
「あのときと同じメンバーで別の作品をやるというのが、とても不思議な感じです。当時、みんなで共有した感覚を今でもハッキリ覚えていて。またそれを味わえるかと思うと、すごく楽しみです」
当時はまだ32歳。その成長ぶりを聞いてみると、
「それ、すごい聞かれます(笑)。僕、あまり“人生は成長”みたいには考えてなくて。ずっとそのときがベストだと思ってやっているんです。昔の自分がダメだったとは思いたくないし、将来の成功のために苦しむのも好きじゃない。常に“今”なんです」
と、その返答もすっかり大人。現在45歳。10代からたくさんの仕事をしてきた彼だが、舞台には特別な思いが。
「舞台には1か月くらい稽古期間があって、贅沢(ぜいたく)に準備期間があります。一語一句セリフも決まってるので、そこから生まれる自信はとても大きいなと。例えば、迷いながらやっていることを見られるのは恥ずかしいけれど、舞台は自信を持ってやっていることなので、多くの人に見てもらいたいですね」
そんな稲垣、昨年は2本の舞台に出演し、その1本は昨年末に終えたばかり。
「短い期間で舞台を何本もやったり、SNSやファンミーティングもそうだけど、これまでできなかったことをやらせてもらってるなと。大きな環境の変化はあったけど職業が変わったわけでもないから、やってることは昔から変わらないんですが(笑)。新しい道に進めている、そんな感覚はありますね」
ファンミーティングでは、3人が歌う姿を涙して見守るファンも。
「僕らには計り知れないみなさんの思いっていうのがあると思うので……。何かをやる、コトを起こすのは僕ら側だから、受け身となるファンの方をどうしても振り回しちゃいますよね。みなさんの声に耳を傾けつつ、今できることを最大限にやらせていただくだけです」
「結婚? それとこれとは別です(笑)」
アイドルとして、役者として、さまざまな“LIFE”を送る稲垣。これまでのLIFE=人生に点数をつけるとしたら何点?
「いや〜、考えたことないな(笑)。(しばらく考えて)自分自身の努力ではないけど、90点くらいかな。素晴らしいものになってると思います。もちろん自分だけの力じゃなくて、周りの人がいてこそ。本当にありがたい人生を送らせてもらってると思いますよ」
残りの10点は、結婚とか?
「それとこれとは別です(笑)。結婚してないことが欠けてることだとは思ってないので。100点と言いたくないのは、満点だと先がないようだから。どんな状況でも、自分の人生は、高い点数であってほしいですね」
プライベート、何してる?
「趣味も多いし、ゴルフとか海外旅行とかやりたいことはたくさんあるんですが、最近はプライベートの時間をゆっくりとれなくて。だから時間ができると、地味に家で料理したりしてます(笑)。最近は“時短”のために圧力鍋を使っています。野菜のスープとか簡単にできるんですよ。健康には“食”がやっぱり大事。作れるときはなるべく自分で作ろうと思っています」
同じシチュエーションから始まる2組のカップルの会話劇。セリフやトーンが少し変わるだけで3つの異なる展開が待ち受ける──。大竹しのぶ、稲垣吾郎、ともさかりえ、段田安則と、上演台本・演出のケラリーノ・サンドロヴィッチの13年ぶりとなる顔合わせがついに実現!
4月6日(土)〜30日(火・祝)
Bunkamuraシアターコクーンにて
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