浦和と清水もランクイン! 「センスの良いクラブ名・世界TOP43」を英メディア選出
英メディアが独断で選出 “カッコいい”クラブ名のワールドランキングを発表
サッカーの世界はユナイテッド、ローバーズ、シティといった名前であふれていてつまらない――。
そう主張する英メディア「planet football」は、クラブ名に対して問題提起をしている。世界中を見渡せば素晴らしい名前のクラブはあると主張し、センスが良いと認める43チームをランキング形式で紹介している。
同メディアは世界のクラブ名を洗い出し、独断と偏見で“カッコいい”名前を持つチームを選出。「43」に厳選されたなか、それぞれの名前の由来や選出理由などを説明している。その選ばれた43クラブのなかには、Jリーグのクラブも含まれた。
独断というだけあって、選ばれたリーグも偏っている。ジンバブエとボリビアから最多タイの3クラブずつが選ばれている。次にイングランド、ガーナ、シエラレオネ、スイス、リベリア、南アフリカ、日本から2クラブずつ選出された。
そのなかで、日本にも馴染みのあるクラブがいくつかある。例えば35位に選ばれたドイツのRBライプツィヒだ。飲料メーカーのレッドブル社が2009年にクラブを買収して改名。クラブ名の一部に社名を付けようとしたが、ドイツサッカー連盟のルールとして社名をチーム名に入れてはいけないため、「RasenBallsport(ラーゼンバルシュポルト)ライプツィヒ」というクラブ名にした。ラーゼンバルシュポルトとは芝生球技という意味の造語で、頭文字を「Red Bull(レッドブル)」と同じになるようにして商品を想起させる狙いがあったと言われている。
その他に馴染みのあるところでは、ハリウッドのスターを表したLAギャラクシー(アメリカ/42位)、平均年齢を25歳3カ月とし、日本代表FW久保裕也も所属歴のあるBSCヤングボーイズ(スイス/24位)、クラブ近隣地区に住んでいたイングランドの騎士サー・ヘンリー・ホットスパー・パーシーの名前をもらっているトットナム・ホットスパーFC(イングランド/21位)などがランクインしている。
日本のクラブからは浦和と清水がランクイン
日本のクラブでは28位に浦和レッドダイヤモンズ、8位に清水エスパルスが選ばれている。同メディアでは、浦和のチーム名は前身チームの三菱自動車のロゴから名付けられたと説明。清水エスパルスについては、公式サイトに記載されているクラブの基本理念を引用して解説し、「SOCCER」「SHIMIZU」「SHIZUOKA」の頭文字である「S」と、英語で心臓の鼓動の意味である「PULSE」を組み合わせたものと、名前の由来を伝えていた。
その他にランクインしたものには企業名由来のものもあれば、スローガンや哲学が由来となっているものが多い。変わりどころとしては26位のFCカロン(シエラレオネ)で、2002年にクラブを買収したモハメド・カロン氏の名前がそのまま付けられている。
記事の最後には、「あなたはいくつかを知っているでしょうが、その他の名前に驚きを覚えるはずです。少なくともトップ5のうち、1つはお気に入りになることでしょう」と、そのネーミングセンスを絶賛。クラブ・オールウェイズ・レディ(ボリビア/5位)、ダンディ・タウン・ホーネッツFC(英国領バミューダ諸島/4位)、アンチ・ドラッグ・ストライカーズ(シエラレオネ/3位)、チキン・インFC(ジンバブエ/2位)、ケープ・コースト・ミステリアス・エブスア・ドワーフス(ガーナ/1位)のなかから、お気に入りのクラブ名は見つかっただろうか。(Football ZONE web編集部)