『君は月夜に光り輝く』永野芽郁らが“光り輝く”瞬間は?北村匠海は「磯遊び」お茶目な一面を告白
映画『君は月夜に光り輝く』完成披露舞台挨拶が19日、都内・TOHOシネマズ日比谷にて行われ、W主演の永野芽郁、北村匠海(DISH//)をはじめ、甲斐翔真、松本穂香、今田美桜、優香、生田智子、長谷川京子、及川光博、監督の月川翔が登壇した。
死期が近づくにつれて肌が光るという原因不明の不治の病“発光病”。患者は病院から出ることが許されず、成人するまで生きることが出来ない。そんな発光病を患う余命いくばくもない少女・渡良瀬まみず役に永野芽郁。入院中のまみずと出会い、“籠の中の鳥”となって病院から出ることが許されない彼女の“叶えられない願い”を【代行体験】という形で叶えていくこととなり、姉を亡くし人の死に恐怖を覚えている少年・岡田卓也役に北村匠海(DISH//)が扮する。監督・脚本を『君の膵臓をたべたい』の月川翔が務める。
大歓声で迎えられる中、W主演の2人は「みんなで愛を込めて作った作品を初めて観てもらえることが本当に嬉しいです!」(永野)、「スタッフ・キャスト全員の愛や想い出、いろんなものが詰まった作品です。楽しんでください」(北村)とそれぞれ挨拶。
登場から王子ぶりを炸裂させ会場を沸かせた及川は「匠海くんとロケ現場の近くの公園で、一緒にシーソーをしたんだ。羨ましいでしょ?楽しかったなぁ!キラキラしていた!“発光病”でなくても、人の命には限りがある。愛し愛されて…キラキラしよ!」とキメてみせ、黄色い歓声に応えていた。
今回が初共演となる永野・北村の2人。オファーを受け、永野は「余命ゼロだから悲しい、そんなヒロインにはしたくなかった。笑って過ごして人を好きになって、自分の命と向き合って一生懸命たたかう女の子として存在していたかった。お芝居している時は苦しくもありましたが、楽しい時間もいっぱいありました」とコメント。
北村は「(永野のことを)すごい!僕はこの映画において“受け皿”になろうと立ち位置を考えていました。芽郁ちゃんがいろんな感情を吐き出して、それを丁寧に受け取ろうと思っていたんですが、受け取ろうとせずとも綺麗に投げてくれる。僕が取って投げたボールを、溶け込むように出してくれる。不思議な感覚でお芝居をしていました」と共演を振り返ると、隣で永野が恥ずかしそうに笑みをこぼす。
続けて、本番前に立ち位置を確認する段取りの場面でさえ、永野が熱い演技を魅せたことを明かす北村。「段取りなんですが、僕もつられて受け止めました。振り返ると周りのスタッフさんが号泣していて…監督は常に泣いていました(笑)そんな楽しい現場でした!」と現場でのエピソードを披露した。
イベントでは、本作のタイトルにちなみ、キャスト陣が思う自身の輝いている瞬間やエピソードを答える一幕が。「私たちの“涙は現場の床”に光り輝く」(月川監督)、「私は“子供の笑顔”に光り輝く」(長谷川)、「私は“ゲーム”(訂正して“主人といる時”)に光り輝く」(優香)、「私は“家にいるとき”に光り輝く」(松本)、「私は“ドローンの撮影”に光り輝く」(甲斐)、「私は“紙パックのお茶”に光り輝く」(今田)、「私は“女子トークをしている時”に光り輝く」(生田)、「私は“ヒカリモノ”(付け加えて“私は常に”)に光り輝く」(及川)と回答。
北村は「私は“磯遊び”に光り輝く」と答え、「海に行っても磯が大好きで、小さい頃サワガニとかフナムシが大量に固まってるところに水をかけるのが好きだった。今でも磯遊びが好きで、生きている上で一番楽しく光り輝いている場合は…磯ですね。父親と追い込み漁とかやってました」とお茶目な一面を告白。MCから「磯遊びしてみたいですか?」と聞かれた永野は、「あ大丈夫です(笑)」と言い、笑いをさらった。
そんな永野は「私は“空気”に光り輝く」とフリップを掲げ、「空気の綺麗なところに行くとテンションが上がる!こうやって挨拶しているのも、普段は味わえない空気なので、敏感に反応しちゃう(笑)」と明かした。
最後に「月川さんの作り出す温かい現場、月川さんについていくスタッフさん、キャストの作品に対する愛情、それがそのまま作品に投影されています。温かい涙を流せる作品になっています。僕も泣きました」と北村。永野も「現場のみんなで『この作品は絶対大丈夫!』と自信を持ちながら撮った作品です。素敵な温かい作品になているので、いっぱい泣いて笑ってください」とメッセージを贈り、イベントを締めくくった。
映画『君は月夜に光り輝く』は3月15日(金)より全国東宝系にて公開
(C)2019「君は月夜に光り輝く」製作委員会
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