今でも路面電車が活躍している町、愛知県豊橋市。ここでは寒い季節になると路面電車に「おでん屋台」が登場するのをご存じだろうか。

おでん×電車で「おでんしゃ」と名付けられたこの企画は、今年で11年目。いまではすっかり豊橋の冬の風物詩になっている。

今シーズンは2018年11月9日から19年2月24日まで昼と夜に運行する。

電車の中にはテーブルが設置され、赤ちょうちんがずらりと並び、のれんもかけられている。車内で食べられるおでんは、豊橋名産ヤマサちくわ特製品。そしてキンキンに冷えた生ビールは飲み放題だ。弁当付きで料金は大人ひとり3900円(税込み)。豊橋市内約9キロを1時間20分かけて走る。

乗りたい!けど、予約状況は...

地元民も見かけたらテンションが上がるという「おでんしゃ」だが、6日夜に試乗会が開かれた。SNS上ではおでんしゃを目撃して「おでんしゃ乗りたい!」という人たちからの声があがっている。

おでんしゃは全便予約制。夜は毎日、昼は水曜、土曜、日曜に運行する(年末年始はお休み)。

おでんしゃを運営する豊橋鉄道のサイトの予約状況を見ると、11月8日13時現在で年内の夜便はほぼ予約で埋まっており、昼便はわずかに残席がある。

19年1〜2月分の予約受け付けは、18年11月28日から始まる。人気のおでんしゃ、ぜひ乗ってみたい。