ありがとう新井さん! 広島・新井貴浩の引退表明で、ネットに愛があふれた
2018年9月5日、今季限りでの引退を表明したプロ野球、広島東洋カープの新井貴浩選手。通算2200安打、319本塁打という実績以上に、長らくその人柄が愛されてきた「新井さん」に、改めて感謝と引退を惜しむ声が上がっている。
中国新聞号外
— カープ赤ウント (@iidaandnakata) 2018年9月5日
新井さんのためもう一度歓喜の胴上げを pic.twitter.com/ZMAD3dkhcF
一度はカープを去るも......不器用で憎めなかった「新井さん」
おはようございます
— カープ℃℃℃/ルフィセンパイ (@39eMQRxe9KXFil3) 2018年9月5日
カープ負けたことより、新井さんの引退の方がショック
新井さんためにも日本一になりましょう?
頑張れカープ
1998年ドラフトでカープに入団し主軸で活躍していたが、2007年に阪神タイガースにFA移籍。移籍の際の会見での涙ながらの「(カープが好きだから)辛いです」という発言以降、野球ファンだけでなくネットユーザーの間でいろいろな言動がイジられキャラのように注目され始めた。その人気は定期的に「新井さんクソコラグランプリ」のタグで数多のコラ画像がネット上に出回っているほど。また、新井選手と同じ愛称、アニメ『けものフレンズ』の「アライさん」ことアライグマの存在もネットでの新井選手の人気に一役買った模様だ。
阪神時代は過激なファンからバッシングを浴びたこともあったが、2015年にカープに復帰すると、年齢を感じさせない全力のプレーで自身の成績も上昇し、万年Bクラスから強豪へと躍進したチームの連覇に貢献、2016年にはセリーグ歴代最年長のMVPに選出されるなど、名実ともにカープの顔となった。
一度はチームを去りながらも、戻ってきてこれほど愛される選手となったのも珍しい。これも新井選手の大らかで素直な人柄や、不器用なところはあっても常に野球に全力だった真面目さが過去のわだかまりを溶かしてくれたためだろう。
現役生活20年の中で、新井選手はまだ日本一を経験していない。本人も引退会見で語ったように、最後の目標としてチームも、そして広島の街も日本一を目指して一丸となっている。残り少ないペナントレースだが、新井さんの全力プレーを眼に焼き付けておきたい。