【MLB】大谷翔平を「息子に欲しい!」 過熱するオオタニフィーバーを米メディア特集
アストロズ戦では、チームの最強打者が座る2番で初めて起用
エンゼルスの大谷翔平投手は15日(日本時間16日)、本拠地でのアストロズ戦にメジャーで初となる「2番・DH」でスタメン出場し、マイク・トラウト外野手と“最強1、2番コンビ“を形成した。第3打席で右前安打を放って4打数1安打とし、打者としての出場では4試合連続安打をマークした。
5回2死一塁で迎えた第3打席、大谷は魅せた。カーブを捉えた打球はライト前へ。アストロズ内野陣は“大谷シフト”で右寄りにポジションを取っていたが、遊撃コレアと二塁アルトゥーベの間を見事に射抜いた。現在リーグ最多の三振を奪っているコールからシフト破りのヒットを放った。
これまで、エンゼルスの2番はMVP2度の天才トラウトの定位置だった。メジャー通算600本塁打、3000本安打を達成したアルバート・プホルス内野手ら猛者揃いのチームで、現在、メジャーで最も重要とされる「2番」という大役を託された大谷。米メディアでは、老若男女の心を釘付けにしている「オオタニフィーバー」を特集。「すごくクール」「息子に欲しい!」と、地元ファンが大谷愛を叫んでいる。
地元テレビ局「FOXスポーツ・ウェスト」の公式ツイッターでは「ショウヘイ・オオタニが今夜2番打者に…オオタニフィーバーにキュー」として、大谷の熱狂的な人気を動画でレポート。3分間の動画では、女性リポーター2人がエンゼルスタジアムに増殖中の大谷ファンを紹介。「ファンは相当クレイジーになっています。間違いなく大騒ぎです。これはオオタニフィーバーと呼ばれています」と伝えている。
グッズショップでも大谷グッズの販売は好調、野球少年は「彼のボールを学びたい」
チームロゴとともに「大谷翔平」の漢字が記されたクラブ公式キャップを被った地元のマダムは「オオタニフィーバー? ファンタスティックね。チームとっても素晴らしいことだし、野球界にとっても最高なことよ」と満面の笑顔を浮かべる。
また、超満員で熱気に溢れるオフィシャルグッズショップで、大谷グッズが飛ぶように売れる様子を「完全なる狂気」とレポート。二刀流の虜となっている少年は「彼はすごくクールだと思うんだ。彼のプレーを見るのはエキサイティングなんたよ」と目を輝かせ、女性ファンは「なんてことなの。彼が本当に謙虚なところが大好き。彼を息子にしたいの」と笑みを浮かべていた。
スタンドでも「OHTANI 17」のユニフォーム姿のファンは確実に増えており、「僕はピッチャーなので彼のボールを学びたいんだ」と話す野球少年から、「彼は日本のベーブ・ルース。オオタニを見るためだけにスタジアムに来たの。DH、先発、ダグアウトに座っている姿を見るだけでもいいの」という地元の少女も。さらには、日本から訪れた女性ファンも紹介されていた。
エンゼルスタジアムで熱狂を巻き起こす二刀流。女性レポーターは「オオタニフィーバーは本物です」「明らかにこのフィーバーはオレンジカウンティを席巻し、拡大を続けています」と目を丸くしていた。圧巻のパフォーマンスのみならず、甘いマスクと謙虚な性格でアメリカでも老若男女を虜にしている。(Full-Count編集部)