大仁田厚氏、佐賀・神埼市長選で惜敗 現職とわずか1000票差
佐賀県神埼市は2018年4月15日に行った市長選挙の開票結果を同日に公開した(当日有権者数2万6153人、投票率65.80%)。無所属現職で自民・公明が推薦した松本茂幸氏(67)が9002票を獲得し、4選を決めた。
次点となったのが、元プロレスラーの大仁田厚氏(60、無所属新人)だ。8025票を獲得し、現職と約1000票差の惜敗に、ネット上では大仁田氏に注目が集まった。
大仁田厚惜敗(画像は神崎市公式ホームページより)
過去、参議院選挙では見事当選したことも
大仁田氏は、全日本プロレスに入門し、NWAインターナショナル世界Jr.ヘビー級王座に就いたこともある実力のある元プロレスラー。有刺鉄線を用いた電流爆破デスマッチを敢行する事でも有名だ。
大仁田氏は01年7月の参院選比例区(自民党)で46万票あまりを獲得し見事当選したことも。文部科学委員会や災害対策委員会の理事、党の参院副幹事長を歴任するなど、07年の任期満了まで活躍した。
10年にも長崎県知事選挙に無所属で出馬し、9万8200票を獲得したものの5位に終わり落選している。今回の神崎市の結果もそれに引き続く落選となった。
ツイッター上には、厳しい声に加えて、
「大仁田さん、予想以上に健闘した様子。さすがだな」
「大仁田さんが当選したら、市役所が電流爆破デスマッチ状態になる事を想像していたんですがね」
のような声が上がった。また、大仁田さんがプロレスラーとして17年10月31日、「大仁田厚ファイナル後楽園ホール大会」で7年ぶり7回目の引退をしていることから、
「7回目のプロレス現役復帰がありえる!」
「大仁田、選挙負けたんかい!復帰秒読みだな」
と、今回の落選でプロレスラーとしての復帰を期待する向きもあった。