ホワイトサイクロンの全景(Janmaさん撮影、Wikimedia Commonsより)

2018年1月28日、三重県桑名市にある遊園地「ナガシマスパーランド」の木製ジェットコースター「ホワイトサイクロン」が、約24年間の営業を終了した。

全長1715メートル、最高点45.5メートルという、世界最大級の白く塗装された美しい外観は、遊園地のシンボル的存在だった。骨組みは全て木製で、木製独特のきしみ音で人気が高かった。1994年の営業開始以来、延べ約2200万人が乗車したという。

ツイッターには、数多くのファンから引退を惜しむ声が殺到し、一時はYahooリアルタイム検索のトレンド1位に立った。

「あれを越えるジェットコースターにはなかなか会えません」


「ホワイトサイクロン」のファーストドロップ(Janmaさん撮影、Wikimedia Commonsより)

ツイッターに寄せられた地元の反応を見てみよう。

「ナガシマ=ホワイトサイクロンっていうくらい好きだったし必ず乗ってたから寂しいものがあるな」「お尻にゴンゴン衝撃が来るよ!ケツが割れるけどそれが楽しいよ!」「夜、ライトアップされたホワイトサイクロンはとても綺麗なので名残惜しいです」などと、別れを惜しむ声が多かった。

「今までの人生で一番多く乗ったジェットコースター!」「あれを越えるジェットコースターにはなかなか会えません」「いったい木製という恐怖を今後何に期待したらいいんだよ!」といったコメントも......。東海三県全ての子どもたちとかつての子どもたちは、哀しんでいる。

「高校生の時めちゃくちゃ行ったなあ、、最後に乗りたかった」「わたしのせいしゅん......」「あの木製特有のきしみ音がすごく好きだった...」「あの180秒、高揚した記憶しかないわ」といった声も寄せられていた。

なお「ホワイトサイクロン」の後継ジェットコースターには、木と鋼鉄を組み合わせた「ハイブリッドコースター」が予定されており、来春営業運転開始を目指している。