2018年で開港から30年の節目を迎える岡山空港(岡山県岡山市)が、県内外から空港の愛称を募集している。

現在では東京、沖縄、札幌の国内3路線に加え、ソウル、上海、香港、台北の国際4路線が就航する岡山空港が県民だけでなく、国内外から広く親しまれるような空港を目指しての募集だという。


岡山空港が愛称募集中(Carpkazuさん撮影、Wikimedia Commonsより)

岡山と言えばアレしかないのでは

愛称の条件は「愛称のみをもって、岡山空港であることがわかる名称であること」など。応募は県内外から公式ページの応募フォームで受け付けており、採用された愛称の応募者には商品として3万円分の旅行券がプレゼントされる。

この募集が報じられると、岡山が「日本一有名なあの昔話」を連想する人も多いためか、

など、川を流れていた果物から生まれ、ある島に住む鬼を退治する童話の、主人公名を冠した空港になるのではないか、と予測するツイートが相次いだ。確かに、応募ページの下には主人公が描かれたバナーがあり、空港側もかなり「推しメン」な雰囲気もある。なおターミナル内には、彼の名が付いた土産物店やうどん店がある。


画像は公式サイトから

彼の名前は、岡山県内を走るJR吉備(きび)線の愛称にもなっているため、それにならって、ということもあるかもしれない。ちなみに生誕地は諸説あり、愛知県犬山市には、彼の名前を冠した神社がある。

犬山市の桃太郎神社(Nao Iizukaさん撮影。flickrより)

応募作品は委員会によって選定され、18年3月10日開催の30周年記念式典で発表される。大方の「予想通り」になるのか、ひねりつつも本質を突いた愛称が飛び出すのか、注目を集めそうだ。

なお、30周年に向けてのイベントは愛称募集だけでなく、岡山空港フォトコンテストが「プロカメラレベル部門」「アマチュアレベル部門」「スマホ部門」の3つの部門に分けて10月16日から12月22日まで開催される。各部門1人の最優秀賞受賞者には往復ペア航空券が贈られるなど、愛称応募よりもかなり豪華な賞品になっている。

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