低気圧に変わって急発達 36年ぶり
台風22号から変わった温帯低気圧は北海道の東で急発達。30日正午の中心気圧は944hPaに。台風から変わった低気圧の中心気圧がここまで下がるのは36年ぶりのことです。
きょう30日、台風22号から変わった温帯低気圧が北海道の東で発達しています。きのう29日12時の台風22号の中心気圧は975hPaでしたが、台風から温帯低気圧に変わって急速に発達し、きょう正午の中心気圧は944hPaと、わずか24時間で31hPaも低くなりました。台風から変わった低気圧の中心気圧がここまで下がるのは、1981年10月以来36年ぶりのことです。
北日本では暴風が吹き荒れる
きょうの日本付近は等圧線の間隔が狭く、気圧の傾きが大きくなっています。このため全国的に北よりの風が強く吹いており、北海道や東北では暴風が吹き荒れています。最大瞬間風速は北海道羅臼町32.9メートル、岩手県大船渡市31.4メートルを観測しました。北海道では今夜おそくにかけて、東北では夕方にかけて暴風や高波に警戒が必要です。