北朝鮮軍特殊作戦部隊の競技を指導した金正恩氏(2017年8月26日付労働新聞より)

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北朝鮮の金正恩党委員長が、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)特殊作戦部隊の「対象物打撃競技」を指導した。朝鮮中央通信が26日、伝えた。

同通信は、「金正日総書記の先軍革命指導開始57周年になる先軍節(8月25日)に際して、島占領のための朝鮮人民軍特殊作戦部隊の対象物打撃競技が行われた」としていることから、金正恩氏は25日に指導したとみられる。

金正恩氏を訓練場で李明秀(リ・ミョンス)、李永吉(リ・ヨンギル)朴正天(パク・チョンチョン)の各氏が迎えた。

金正恩氏が打撃競技開始の戦闘命令を下した。

同通信は、競技について「白翎島と大延坪島に巣くっているかいらい第6海兵旅団の本部、延坪島嶼防御部隊の本部をはじめとする敵の対象物は瞬く間にるつぼと化し、勝利の万歳の声が天地を震撼した」と評した。

金正恩氏は、競技が成功裏に行われたことに大きな満足の意を表し、「いったん、攻撃の命令が下されれば敵が巣くっている侵略の本拠地を跡形もなく撃滅、掃討しなければならない」と述べた。

さらに、「もっぱら銃剣で敵を無慈悲に掃討し、ソウルを一気に占領し、南朝鮮を平定する考えをしなければならない」と強調した。