「ベビーカー押せば、母親の励みに」 東国原氏のツイートが「わかってない!」と炎上
元衆院議員の東国原英夫氏(59)が、金子恵美総務政務官(39)は公用車ではなくベビーカーを押して保育所まで歩けば、全国の母親に励みになるとツイッターで発言したことが物議を醸している。
東国原氏は、歩けと言ったわけではないと、釈明している。
「そんなこと求めてません」批判相次ぐ
金子恵美氏は、公用車を使って息子を出勤途中などに衆議院第二議員会館内の保育所に送り迎えしていたことが週刊誌の指摘で騒ぎになった。総務省の運用ルール上の問題はないとブログで釈明したが、その後、今後は子供を公用車に乗せずに約1キロを歩いて行くと説明したと報じられた。
これを受けて、東国原英夫氏は2017年6月30日、次のようにツイートした。
「金子議員が、朝、赤坂〜永田町をベビーカーを押して一生懸命通勤する姿を見て、道行く人々は心の中で『頑張れ』とエールを送るに違いない。そして、全国の働くママ達の励みになるに違いない。そうやって、政治は人々の信頼を得て行くものなのだ」
すると、ツイッター上で次々に疑問や批判が相次ぎ、炎上状態になった。
「私も母親ですがそんなこと求めてません」
「『ほら、あの人はベビーカー押して送迎しているじゃない!あなたも怠けず徒歩にしなさい!』と言われるだけ」
「子育てしてる親たちはただでさえ時間を無駄にしたくないのに... 全然わかってないですね」
これに対し、東国原氏は翌7月1日、ツイッター上で発言の意図を説明した。
「ベビーカー押して歩けとは言ってない」
「僕は、金子氏に保育園まで歩けとは言っていない。『これからは歩いて行く』と言ったのは御本人である。その意思は尊重したい。僕が言っているのは、公用車に子供や母親を乗せるのは如何なものかと言っているのだ」
東国原氏は、たとえ通勤途中であっても、公用車を使うことを許せば、友人や知人など誰でも乗せていいことになると指摘した。そして、「そもそも政務官には運転手付きの公用車(高級車)等必要無い」と持論をぶった。
その後もツイッター上などで、東国原氏の主張は議論になったが、東国原氏は7月3日も、「僕は金子議員に『歩いて行け』とは一言も言っていない」と強調した。国会議員は高給取りのため、自費でベビーシッターを雇ったり、ハイヤーなどで送迎したりすればいいとし、「百歩譲って、子供の送り迎えに公用車を使うなら、その分の料金を払え」と言っている。