食器が不要で種類は豊富、正方形の食パンに具を挟んだ山崎製パンの「ランチパック」は、今や忙しい現代人の強い味方だ。しかもただ挟むだけでなく、パンのふちを圧着しているため、クリーム系の具材でも飛び出すことがないなど、進化型のサンドイッチとも言える。

そんなランチパックだが、コンビニで見かけるレギュラー製品や期間限定品以外にも、ご当地ランチパックが数多く存在する。ご当地と銘打っているだけに、他の地域で手に入れることは難しい品々だが、それらを手に入れられる店が東京に2か所存在する。その内の1店舗に足を運び、ご当地ランチパックを味わってみた。

北海道と東北の2地方をセレクト

ご当地ランチパックをゲットできるのは東京都内に2か所、つくばエクスプレス秋葉原駅前と、JR池袋駅北改札の正面だ。山手線の東西に一店舗ずつある形だ。

こちらがその「ランチパックcafe」だ。関東で販売されている全種類と、不定期で他地方のご当地ランチパックを仕入れている。今回は頼まなかったが、ランチパックをトーストするサービスもある。


池袋駅北改札の「ランチパックcafe」

専門店だけあり、棚には様々なランチパックがぎっしり。やはり物珍しいのか、立ち止まって商品を眺める人も居た。


店頭には意味深な日本地図が

また、店頭には意味深な日本地図が大きく展示されている。これはランチパックの分布図になっていて、これまでにどのようなご当地ランチパックが発売されていたのかを一覧することができる。

愛知県、というよりも名古屋発のご当地ランチパックの数が群を抜いているのは、さすがは「名古屋飯」の地......ということなのだろうか。みそかつ、どて煮、あんかけスパ、台湾まぜそばなどが記されていた。


名古屋が目立つ

そんな中から記者が選んだのが、こちらの2つ。北海道のしほろ牛のひき肉が使われた「ビーフカレー」(北海道限定)と、乳製品で有名な「フロム蔵王」の牛乳を使った「フロム蔵王牛乳入りコーヒークリーム&ホイップ」(東北限定)だ。ついでにランチパックの耳の部分を使った「ちょいパクラスク」も購入した。




奥が「ビーフカレー」、手前が「フロム蔵王牛乳入りコーヒークリーム&ホイップ」

まずは「ビーフカレー」にトライ。割った時から予想以上にカレーの香りが広がる。スパイシーすぎることもないため、幅広い年代に受け入れられる味付けだ。

デザート代わりの「フロム蔵王牛乳入りコーヒークリーム&ホイップ」は期待通りの甘さ。甘いもの好きにはたまらないだろう。

冒頭にも書いたが、これらのご当地ランチパックの入荷は不定期であるため、時期を変えて訪れるとまた新たな出会いがありそうだ。