[めんたいワイド- 福岡放送] 2017年4月18日放送の「特報THEスライドショー」のコーナーでは、小中学生の携帯電話の使用について取り上げました。

佐賀市のPTA協議会と佐賀市教育委員会は、小中学生の携帯電話共通ルールとして、4月から小学生は21時以降、中学生は22時以降、携帯電話の使用を原則禁止とすることを発表しました。

家庭内ルールはあるが...

この決まりを設けるにあたってアンケートを行った結果、小中学生のネット利用については7割以上の人が制限時間を設けるべきと回答しました。実際、家庭で携帯を使用する際のルールを作っているところもあり、次のようなものがありました。

・親の目の前で30分以内しか利用させない
・携帯電話は基本的に連絡用として使い、着信のみとしている
・時々暗証番号を変更し、親が解除しないと使えないようにしている
・自分で使わない日を作っている

いくつからOK?(Marco Verchさん撮影、flickrより)

福岡市ではまだ携帯電話のルールは決まっていませんが、もし福岡市でも携帯使用の時間制限が設けられたら? と街頭インタビューをしました。

【賛成】
・個人の自由と言うが、自由過ぎるから問題になっている。携帯の使用は決まり事と最初から決めてしまえばいい。(50代・女性)
・自分の家でルールを作ると「他の子は自由なのに」と文句が出る。全体で決めれば納得しやすい。(40代・女性)
・部屋で何しているか心配だし、ルールを教えることは大事。(50代・女性)
【規制慎重派】
・規制をすること自体が難しい。規制してもどうせ携帯を使ってしまう。(30代・男性)

街頭インタビューを見ると、母親は規制に賛成していました。

佐賀市は、ルールが必要な理由の1つにネット上のトラブルが多く、県内でも子供が巻き込まれているケースが増えていることも挙げています。

実際、小中学生の子供を持つ母親も、夜遅くに送られるSNSのメッセージをチェックしなかったことで「あの子だけ見ていない」と子供が言われたという経験をされている人もいるようです。

私が子供の頃は携帯電話がなかったので分かりませんが、最近は子供でも携帯を持っていないと仲間外れにされたりすることもあります。そのため、小さい頃から携帯電話を持たせている家も多いのですが、小さいトラブルはよく見かけます。そうならないためにも、最初からルール化しておくことはやっぱり大事なのかなと感じました。(ライター:ぴよこ)