九州の海、ひとり占め! 「マリンワールド海の中道」が新しくなった
[めんたいワイド- 福岡放送] 2017年4月12日放送の「めんたいLIVE!」のコーナーでは、リニューアルオープンした「マリンワールド海の中道」から中継しました。
「マリンワールド海の中道」外観(2012年、Takashi Yamaokuさん撮影、flickrより)
福岡市東区西戸崎にある「マリンワールド海の中道」は、リニューアルのため約半年閉園していましたが、4月12日にリニューアルオープンしました。今回のリニューアルで、九州の海に生息する魚や、海の状況を再現した展示ブースもできました。
福岡は「玄界灘水槽」
九州各県の海を再現しているので、大分の水槽には関サバが泳いでいたり、佐賀の水槽にはイカが泳いでいたりと面白い展示になっています。また、有明海の干潟を再現したところもあり、ムツゴロウなども間近でみることが可能。福岡の「玄界灘水槽」では、高さ3.6メートル横5メートルの水槽に、9種類500匹の魚が泳いでいます。ここには、数分おきに水が入ってきて玄界灘の荒波を再現しています。
水族館が休館している間も、飼育員は魚の健康状態を見るために。毎日水槽に入りエサを与えていました。また、新しい魚を展示するため、港に行き魚を捕獲するのも飼育員の仕事です。今回は、鹿児島の海でアカシュモクザメとマダラエイを捕獲し、水槽で展示することになりました。
また、水槽のお引越しの時にしか見られないものもありました。それが、人気のチンアナゴの全貌です。いつも砂に潜って体を少し出しているチンアナゴですが、細長いアナゴやウナギのような姿をしています。
チンアナゴの面白いのは、砂に入る時の状態です。水槽に入ったチンアナゴは砂のところへ行くと、バックで砂に入っていきます。いわゆる、お尻の方から車でバックするかのように砂のなかにずんずんと入っていくのですが、この姿は飼育員の方も水槽の引っ越しをする時にしか見られないそうです。ちなみに、チンアナゴはみんな同じ方向を見ているのは、潮の流れの方向を向く習性なんだとか。
「マリンワールド海の中道」は何度か行ったことがありますが、リニューアルされてかなり綺麗になっているようなので、また行ってみたくなりました。個人的にはイルカもいいですが、ラッコがかわいかったのを思い出します。(ライター:ぴよこ)