「透析か移植を迫られた」千代大海の元ライバル・若ノ城の現在
22日放送、TBS「バース・デイ」では、「若貴時代に活躍した力士たちは今・・・」として、元間垣部屋・若ノ城こと、阿嘉宗彦氏の現在を伝えた。現役時代の阿嘉氏は、前頭6枚目まで昇進。後の大関・千代大海のライバルとして知られ、通算対戦成績は6勝4敗と勝ち越すほどの実力だった。
だが、柔道に打ち込んだ高校時代から体格は190cm、150kg。1日1升の白米を食べ続けていた阿嘉氏は、相撲界に入る前から糖尿病を患っていた。それでも食生活に気をつけ、筋力トレーニングに励むことで症状を抑え込んでいたという。しかし、幕内昇進後は付き合いも増え、外食でお酒も飲むように。糖尿病は次第に悪化し、当然相撲の成績にも影響するようになった。
この時を振り返り、「足の感覚もないし、まわしを締めるのもイヤ。土俵に行くのですらキツい状況」と話した阿嘉氏は、1999年の7月場所で3勝12敗と大きく負け越し。その後も成績は伸びることなく、2004年の31歳で現役生活に終止符を打った。
第2の人生として会社勤めをするも、慣れないデスクワークと運動不足により、症状は悪化。腎臓がほぼ機能しない状態となり、医者からは「透析か移植かを迫られた」という。この時、64歳の母から腎臓を移植されたが、その入院生活中に改心。阿嘉氏は「最終的には周囲に誰かがいるってことだけで自分は立ち向かっていけるかなと思います」と、家族とともに生活を改めるようになった。
妻の食事管理や、高校以来となる柔道の練習も再開。「子供もいるし、妻もいるので、そのために健康にならないといけない」と語った阿嘉氏は、44歳になった今も1日3回のインスリン注射を打ちながら、介護施設に勤務。「昔から病院に入ったり、リハビリやったりしている中で皆さんに支えられているので、今度は私が支えられれば」などと、奮闘している。
だが、柔道に打ち込んだ高校時代から体格は190cm、150kg。1日1升の白米を食べ続けていた阿嘉氏は、相撲界に入る前から糖尿病を患っていた。それでも食生活に気をつけ、筋力トレーニングに励むことで症状を抑え込んでいたという。しかし、幕内昇進後は付き合いも増え、外食でお酒も飲むように。糖尿病は次第に悪化し、当然相撲の成績にも影響するようになった。
第2の人生として会社勤めをするも、慣れないデスクワークと運動不足により、症状は悪化。腎臓がほぼ機能しない状態となり、医者からは「透析か移植かを迫られた」という。この時、64歳の母から腎臓を移植されたが、その入院生活中に改心。阿嘉氏は「最終的には周囲に誰かがいるってことだけで自分は立ち向かっていけるかなと思います」と、家族とともに生活を改めるようになった。
妻の食事管理や、高校以来となる柔道の練習も再開。「子供もいるし、妻もいるので、そのために健康にならないといけない」と語った阿嘉氏は、44歳になった今も1日3回のインスリン注射を打ちながら、介護施設に勤務。「昔から病院に入ったり、リハビリやったりしている中で皆さんに支えられているので、今度は私が支えられれば」などと、奮闘している。