16日に予定されていたリーグアン第33節、バスティア対リヨンの一戦が中止となった。バスティアンのサポーターがピッチになだれ込み、リヨン陣営と揉めたためだ。英『BBC』が報じた。

トラブルが起きたのは試合前。リヨンがウォームアップをしていた際に、バスティアサポーターが相手の選手たちを攻撃しようとする。選手たちはトンネル内に退避し、セキュリティーが介入。キックオフが1時間ほど延期となった。


当初は試合開始を拒んだリヨンだったが、説得を受けてリスタートに同意。だが、ハーフタイムに問題が再発。試合は中断となった。


リーグ側は厳しく非難しており、20日の会議で協議する予定。


リヨンDFジェレミー・ベルトは「バスティアのファンは(マチュー・)ゴルジュランのゴールにボールを蹴ってきた。彼とメンフィス(・デパイ)がどかそうとしたんだけど、それから多くのバスティアファンが攻撃してきた」と明かす。

「選手たちもスタッフもすごくショックを受けた。誰もロッカールームから出て試合をすることを望んでいなかったんだ」

FWアレクサンドル・ラカゼットは「恥ずべきだ! ナンセンスだよ!」と怒りをツイートしている。


リヨンは先週、13日に行われたヨーロッパリーグ準々決勝ファーストレグのベジクタシュ戦でも、試合前に観客トラブルでファンがピッチになだれ込む事態となり、試合が延期されている。公式戦で2試合続けのトラブルとなってしまった。


一方、バスティアは1月のニース戦でマリオ・バロテッリから人種差別行為を非難され、スタジアムの一部セクションが3試合の入場禁止処分を科されていた。