バルセロナFWネイマールが、宿敵とのクラシコに出場できないかもしれない。8日のマラガ戦で退場した際、審判に拍手したことが問題となっている。

8日のリーガエスパニョーラ第31節では、レアル・マドリー対アトレティコ・マドリーのマドリッドダービーが1-1のドローに終わった。マドリーが勝ち点2を落としたことで、バルセロナにとっては逆転優勝の絶好機となる。

バルセロナはマドリーよりも消化が1試合少ない。第30節終了時点の勝ち点差は2ポイント。バルセロナはマラガを下せば、アトレティコと引き分けたマドリーに勝ち点で並ぶ。そうすれば、天王山となる23日の第33節クラシコで逆転優勝も…という状況だった。

だが、バルセロナはマラガを相手になかなか得点を奪えず、逆に先制を許してしまう。反撃を続けたバルセロナだが、65分にネイマールが敵陣深くでボールを競った際にイエローカードをもらってしまう。前半に警告を出されていたネイマールは退場となった。


数的不利に陥ったバルセロナは、最終的に追いつくことができず、終了間際にカウンターから追加点を許して万事休す。消化が1試合少ないマドリーとの勝ち点差は3に開いている。

退場したネイマールは、15日に行われる次節レアル・ソシエダ戦で出場停止。だが、『マルカ』や『アス』などスペインメディアによると、ネイマールは退場となってピッチを去る際、第4審判に皮肉的な拍手をしていたという。


これが規律処分の対象となれば、出場停止は1試合で済まないかもしれない。2試合以上のサスペンションになれば、ネイマールはクラシコに出られないことになる。


バルサはマドリーとの天王山で「MSN」トリオの一角を失うのだろうか。