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先日紹介した記事で、オールド・スクールなミニが復活するという報告をした。また、現代に復活してほしいクルマの選出もした。次に記事にするならばなんだろう? そう、復活して欲しくないクルマのランキングだ(いつもイジワルでごめんなさい)。

ペロドゥア・クナリ(ダイハツ・ムーヴ)


ペロドゥアという会社は、プロトンという自動車メーカーに続くマレーシア第2位の自動車メーカー。ダイハツの資本も入っている会社である。

この写真を見て勘のいいひとは気づいたかもしれないが、このクルマ、ベースはダイハツの初代ムーヴ。

スタイリッシュとは程遠いデザイン、ひどい乗り味、なにも良いところはない。2009年までだらだらと生産が続いたが、買うにあたっての動機は安さくらいだった。復活する理由などどこにもない。

スズキX90


実用的でない、もしくはパワーを備えていないSUVはSUVなのだろうか?

このX90というクルマは2シーターで、遅く、見た目も良いわけではない。マーケティングのなかで模索していたのだろうか。全く無意味なリアスポイラーもひどい。

新型車の青写真を描くなかで、「馬鹿げたアイデア」のクルマを具現化したようなモノ。3年間の販売をもってカタログ落ちとなった。

クライスラー・PTクルーザー


マンガのような、レトロなPTクルーザーは、クルマに無知なひとのあいだでは人気がある。

もしこのクルマに1940年代のホットロッドのようなパフォーマンスを欲しているならば、そんな考えは一切捨てるべきだ。

ただ世間での意見はそうはいかないらしく、2010年の生産終了まで、考えが及ばないひとたちの間違いは続いた。

フォード・クーガ

クーガと言ってもSUVのクーガではない(読み方は一緒、ただしスペルが違う)。

このクーガは、フォード・カプリの子孫として誕生した2ドア・クーペ。ヨーロッパでのラインナップ充実と、エグゼクティブ・クーペとしての地位を確立するべく投入された。

確かにドライブ・フィールは良いものだった。しかし、薄汚いルックスとインテリア、ハッカー集団アノニマスのシンボルのお面に似た顔つきは、公的な場所に乗っていくには厳しい。

4年間の生産をもって販売終了した。

クライスラー・クロスファイア


かの有名なジェレミー・クラークソンいわく、「犬が背広を着て仕事をしているような滑稽さ」

クロスファイアはアメリカ人好みなルックス。インテリアはプールみたい。

それを無視すれば運転は楽しい。それもそのはず、コンポーネントはメルセデスのもの。

2003年に発売され、あまりヒットすることもなく5年間販売がなされた。

リライアント・ロビン


古臭いリライアント・ロビン。有名さがひとり歩きしているが、今となってはオツムの緩い方にしか支持されない。

客観的に見てもスタイリッシュとは言えないし、信頼性も疑問符。NCAPのクラッシュ・テストにももちろん不合格。

当時から冗談みたいなクルマであったが、近年、モータージャーナリストが集った際に、疑う余地もなく「悪いクルマ」という評価がくだった。

こんなクルマが復活するなんてことは、全くもって無意味である。

フォード・スコーピオ


フォード・シエラがファンに称賛され続け、シエラ・ベースの初代スコーピオは非難を免れている一方で、2代目のスコーピオはこき下ろされ続けている。

不気味でよくわからないアメリカン・スタイルのスタイル、ヘッドランプは取り付ける位置を間違ったのではないかというくらい場違い。

遊覧船のようなこのクルマは街中でも探し出すのはむずかしいが、もし見つけても、そのままそっとしておいてほしい。