元中日チェン、メジャー初Hは同僚イチローも影響!?「安打のオーラくれた」
待望のメジャー初安打のチェン「イチローが横に座っていることが関係している」
今季初登板で初勝利を飾ったマーリンズのチェン・ウェイン投手。元中日の左腕は7日(日本時間8日)の敵地メッツ戦で6回7安打5奪三振1失点の好投を見せ、チームを7-2の勝利へと導いた。
チームが2連勝をマークした一戦では、自身の“汚名”を返上することにも成功。2012年のメジャーデビュー以降、無安打が続いていたが、58打席目で初ヒットを記録したのだ。
チェンは2回の第1打席で見逃し三振に倒れたものの、続く4回の第2打席でショートへの弱い打球が内野安打となった。これが自身メジャー58打席目での初ヒットだった。左腕がヒットを打った瞬間、ベンチにいた同僚も一斉にガッツボーズを作り、歓喜。直後、現地の番記者もツイッターで速報したほどだった。メジャーデビューから続いた51打数無安打がメジャーでトップ5に入るワースト記録だったことなども報じられた。
そんな左腕は試合後、メジャー初ヒットの裏にチームメイトのイチローの影響もあったと語ったという。地元紙「サン・センティネル」のマーリンズ番を務めるティム・ヒーリー記者は自身のツイッターで、チェンが「イチローが横に座っていることが関係しているだろうね。たぶん彼が安打のオーラを僕にくれたんだよ」と語ったことを伝えている。
この日、イチロー自身は出番なしに終わったが、メジャー史上30人目の3000安打を達成している安打製造機の存在も、チェンの初ヒットを後押ししたのか。今季初勝利に加えて待望の初安打を手にした左腕にとっては力強い支えとなっていたようだ。