謝長廷駐日代表

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(東京 6日 中央社)台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表(大使に相当)は5日までに、中国大陸に対し、日台間の交流は自然なことであり、台湾が世界と関係を持つ機会を阻害しないでほしいと呼び掛けた。中国大陸の程永華駐日大使が4日、日本の赤間二郎総務副大臣が先月下旬にした訪台などに、不快感を示したことをけん制する格好だ。

今年1月には、対台湾窓口機関が「日本台湾交流協会」に改称し、3月末には、安倍晋三首相が、台湾を訪れた自民党青年局の鈴木馨祐局長との会談の中で、「台湾は価値と利害を共有している大事なパートナーだ」と話すなど、日本は台湾重視の姿勢を鮮明にしている。

謝代表は、安倍首相の発言について、「大事なパートナー」とは頻繁に交流、往来がある存在で、台湾と日本が共有している価値とは、自由、民主、人権を守ることだと語った。中国大陸に対しては、台湾が他国と接触するたびに抗議をしていては、台湾人の反感を引き起こすだけで、両岸(台湾と中国大陸)の友好と平和には寄与しないとくぎを刺した。

(楊明珠/編集:楊千慧)