2017年4月1日、次のような写真付きのツイートが投稿され、話題となっている。

写真は虫のクローズアップ。「気ぃ抜いてたら、侵入してきやがった!」というコメントが添えられている。この虫、蚊のようにも見えるが、どうやら違うらしい。「#びわこ虫」と記されている。びわこ虫って何だろう?

「うちのマンション大量発生してる」


オオユスリカ。写真はイメージです(Entomartさん撮影、Wikimedia Commonsより)

びわこ虫とは、琵琶湖岸で春に発生するユスリカのこと。3月から4月にかけて、蚊柱を作って飛び回る。 滋賀県民ならよくご存じの春の風物詩とも言える。ただ、今年はその数がいつになく多いようだと噂されている。

4月3日、ツイッターのモーメントや、毎日新聞デジタル版でも報道され、注目されている。

実際、琵琶湖周辺に住む滋賀県民はどう感じているのだろう。ツイッターに寄せられた彼らの声を拾ってみよう。

「こいつのおかげで晴れてるのに部屋干しだよ」「車にビッシリ付いててめちゃ恐怖やった」などという体験をつぶやく人は多い。「この恐ろしさを関東人はわからないであろう......」とまで言う人も......。

「うちのマンション大量発生してる」「夜になるとマンションの壁にクソ大量に張り付いてるんや!!!!!」という証言もある。

「この時期から10月辺りまではびわこ虫との戦いやで」と覚悟を決めた人もいた。しかも「今年は何故か巨大化してるし腹立つ」と付け加えている。

「びわこ虫よ。車に張り付くのだけはやめろ。お願いします」という願いも空しく響く。