31日、プロ野球の新シーズンが開幕した。マツダスタジアムでは、昨年のリーグ王者・広島と対戦した阪神が、10-6で勝利。阪神は新加入した糸井嘉男や鳥谷敬らが奮起するも、最もインパクトを残したのは、3安打を放った昨年新人王の高山俊だった。

すると、同夜放送、日本テレビ「NEWS ZERO」では、野球解説者・山本昌氏が、高山について「首位打者を獲る」などと予想した。高山について「開幕戦を観て今シーズンの活躍を確信した選手」と評した山本氏は、「首位打者に一番近い選手」と言葉を続けた。

その要因として、「昨年に比べてスイングのスピードが速くなっている」とした山本氏。この日、インハイのボールをライト前安打にした打席を振り返ると、「もともとインコース高目のボールを苦手としている。でもスイングスピードが速くなったことによって、そこを弾き返せるようになった」と目を細めた。

また、山本氏は「左打者で足が速い」と続けると、「左打者ですから一塁に近い。足が速いと内野安打が結構稼げそう」とも。さらには「首位打者のライバルと思われる、坂本選手や山田選手は右バッターですし、筒香選手は左バッターですけど、足はそんな速くない。この中では、私は高山選手が首位打者獲る確率が非常に高い」と力説した。