2017年3月15日、Jタウンネット編集部に山形の「つや姫レディー」キャラバン隊が訪れた。今年で発売から7年を迎えた、山形のブランド米「つや姫」をPRすべく結成された「つや姫レディー」は、県内外のスーパーを始め、様々な場所を巡っている。



厳しい基準をクリアした山形オリジナルのブランド米

麺やパンという選択肢が増えたとはいえ、未だに日本の主食として大きなウエイトを占める「お米」は、より美味しい品種を求めて、各地で試行錯誤が繰り返されている。

国内の米の産地としては新潟や秋田が有名で、その影に隠れてしまっているものの、山形も高品質な品を栽培している。

しかし、主力品種である「はえぬき」は主に業務用に出荷され、コンビニの商品に使用されているが、一般での認知度が低いのが悩みだったという。

それを打開すべく、日本一美味しいブランド米を求めて、10年の開発期間を経て発売されたのが「つや姫」だ。全国的に人気の高いコシヒカリを多くの面で上回り、調査機関からも味の良さが認定された品種だ。



県独自の厳しい基準を設け、それをクリアした品のみが「つや姫」として出荷出来るなど、品質の保持に力を注いでいる。

各地でのPRを担当する「つや姫レディー」を務める佐藤衣利子さん、松田紗也加さん、黒田彩也香さんは、

「つや姫は、炊き上がりが真っ白でつやつやで、食べると甘みが口いっぱいに広がる。冷めても美味しいので、おにぎりにしても充分に美味しいお米です。和食にも洋食にも使えます」

と、その魅力を語った。

あの有名選手と有名俳優もお気に入り

つや姫の美味しさに関するエピソードで、16年にイチロー選手が3000本安打を目前にしたとき、偶然日本食レストランでつや姫を口にして気に入り、その後もおにぎりにして持ち歩いたこともあるという。

また、俳優の船越英一郎さんは「つや姫大使」を務めており、その紹介でハワイとつながりが出来、現地のスーパーでもつや姫が売られ、レストランでも使用されることになったという。

また、18年には、「つや姫」に次ぐブランド米として「雪若丸」がデビューする予定だ。高品質・高級志向の「つや姫」と、業務用の「はえぬき」の間に位置するような、普段使い出来るお米を目指しているという。