au ICカードを9月提供開始へ
KDDI<9433>と沖縄セルラー<9436>は13日、電話番号などの契約者情報を記録したICカード「au ICカード」の提供を2005年9月から開始すると発表した。同カードを差し替えることで、海外用など用途別に携帯電話を使い分けることができる。
同カードは、◆電話番号などの通信接続情報◆ヨーロッパなどで使用されている携帯電話の方式“GSM”のネットワークへの接続情報◆PKI(公開鍵暗号基盤)に基づく電子証明書情報−、の3種類を記録。同カードを差し替えることで、利用目的に応じて携帯電話を使い分けることができる。また、GSMネットワーク対応携帯電話に挿入することで、ヨーロッパなどの160カ国で国内の電話番号のまま、同ネットワークを利用できる。電子証明書機能については、KDDIの「au証明書」に加えて、KDDI以外の企業が独自に発行するものも記録できるという。
KDDIでは、9月から「CDMA 1X WIN」で対応機種を順次拡大していく予定。同様のICカードとしては、NTTドコモ<9437>のFOMA端末用カード「FOMAカード」がある。【了】
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