原辰徳氏が語る、第2回WBCでの非情采配やイチロー復調のきっかけ
TBS「NEWS23×WBC」特別番組(27日深夜放送)では、「小久保裕紀×原辰徳×中居正広 WBC開幕直前スペシャル対談」を放送。2009年に行われた第2回WBCで指揮をとり、世界一に導いた原氏が、小久保監督にアドバイスを送った。
第2回WBCでは、当時MLBで活躍していた福留孝介、城島健司、岩村明憲を下位打線に置いた原氏。「彼らは多分プライドが傷ついたと思う。しかし、僕はあえて状態を見た時に7番、8番、9番だなと。逆に、メジャーリーガーを中心に全てを作っていたならば、果たして全員の力が。このチームは自分のチームだと思って戦えたのかなというのは、後々になるとチームが一つになれた」と語り、メジャーリーガーだからと優遇せず、非情に徹した采配の一端を披露。小久保監督も「自分の中ではそれが課題」と頷いた。
続いて選手の声を聞くことの大切さを説いた原氏。当時はイチローを3番に起用するも、なかなか彼の調子が上向くことはなかった。「彼ともちょっと話しをして“独り言を言うから、君も独り言のように言ってくれ”と。“イチローは3番より1番がいい”って独り言を言って。(イチローが)“監督、実は”って言うから“君も独り言を言いなさい”って」といったやり取りがあったことを告白。これにより、3番のイチローを1番に替えることで、その後、韓国戦での決勝打が生まれた。
また、対談の最後に「自分自身の決断をいかに信じるか」と切り出した原氏。「勝負の世界って良い決断をしても、良い結果が出るかってこれまた難しい。ただし、そういう風に自分が思えて決断するか」などと小久保監督にエール。同監督も「ないところに決断を下すのが仕事。覚悟を決めて進むしかない」と意気込んだ。
第2回WBCでは、当時MLBで活躍していた福留孝介、城島健司、岩村明憲を下位打線に置いた原氏。「彼らは多分プライドが傷ついたと思う。しかし、僕はあえて状態を見た時に7番、8番、9番だなと。逆に、メジャーリーガーを中心に全てを作っていたならば、果たして全員の力が。このチームは自分のチームだと思って戦えたのかなというのは、後々になるとチームが一つになれた」と語り、メジャーリーガーだからと優遇せず、非情に徹した采配の一端を披露。小久保監督も「自分の中ではそれが課題」と頷いた。
また、対談の最後に「自分自身の決断をいかに信じるか」と切り出した原氏。「勝負の世界って良い決断をしても、良い結果が出るかってこれまた難しい。ただし、そういう風に自分が思えて決断するか」などと小久保監督にエール。同監督も「ないところに決断を下すのが仕事。覚悟を決めて進むしかない」と意気込んだ。