仙台市民に波紋、広瀬通の「イチョウ」ついに伐採
[OH!バンデス-宮城テレビ]12月21日の放送では、市民への説明が不十分として延期となっていた青葉区の広瀬通のイチョウの伐採が始まったという話題が放送されました。
広瀬通のイチョウ。2010年(Noriko YAMAMOTOさん撮影、Flickrより)
広瀬通のイチョウをめぐっては、渋滞緩和のために仙台市が当初今年3月から伐採を開始する予定でしたが、市民への説明が不十分として延期を余儀なくされていました。
伐採されるのは中央分離帯に立つ12本のうちそのまま残す1本と近くに移植する1本を除く10本で、21日にはこのうち1本をクレーンで吊り上げながら根元に向かって少しずつ切断し、3時間ほどかけて撤去していきました。
青葉区役所の佐藤良一区長によりますと、「今後の仙台の街の発展にとって、この度の道路整備は不可欠で、これまで時間がかかりましたがようやくイチョウの撤去が始まったということで、これからさらに道路整備を進めていきたいと考えている」と話していました。
仙台市では、2017年中旬までに伐採を完了させ、来年6月までに道路の拡幅工事を終えたいとしています。(ライター:長沢あきこ)